同業界・同規模で明暗を分けた2社の違い

決算発表時期ですね~♪ 応援する企業が結果を出してくれると、私も嬉しくなります^^

さて、今、ほぼ同じ業界で活躍し、規模も近い2つの会社にお金や時間を投資しています。

具体的な社名や数値は伏せますが、ひとつめの会社Aは、前年比2倍の売上高を達成する右肩上がりでグイグイ業績UPしていますが、もうひとつの会社Bは、売上高が年率2割のペースでダウンする右肩下がりに陥っています。

この2つの会社は、同じ業界に居て、同じような規模ですが、面白いほど明暗を分けています。なぜ差がついてしまったのか。今回は、これらの会社を比較して、明暗を分けた原因を探ってみます。

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違い1.商品そのものを売っているか、商品に託した思いを売っているか

右肩上がりのAは、単に商品を売るだけではなく、商品を通じてなし得たい社会貢献も明確に語っています。企業理念も明快で、仮にひとつの事業の成績が思わしくなくても、他の事業でフォローしたり、理念に基づく社会貢献を達成するための別の方法を思いつくでしょう。

一方、右肩下がりのBは、商品が沢山売れること、つまり目先の利益をゴールにしているように感じます。Webサイトを見ても、商品に込めたビジョンまでは伝わってきません。売上が全てだと、売れない事は許されません。少々強引な方法を用いてでも何とか売ろうとします。

この違いは、商品の宣伝スタイルにも影響を与えます。Aは、商品を買うことにより、顧客にどのようなメリットがあるかを顧客の視点で述べています。一方、Bは、商品のスペックばかりで、顧客へのメリットが不明です。Bの一例は、単に「リニューアルしました!」と宣伝するにとどまり、今までとの違いや、顧客にとっての新たなメリット・デメリットは全く分からないという具合です。どちらが売れるかは、明白ですね。

違い2.原料を自社で供給できるか、できないか

Aは、原料を自社で生産し、商品加工もグループ会社で行っています。これにより、小回りの効いた多様な商品をスピーディーに顧客に提案できます。

Bは、他社にから仕入れた原料を、他社で商品加工しています。一見効率が良いように思えますが、商品ラインナップは少なく、商品が売れなくなった場合のリスク分散が出来ていません。

違い3.社内プロジェクトの進め方が、集中的か散漫的か

Aは、社会貢献を実現するため、色々な分野のプロジェクトを進めています。ゴールが明確であるため、各プロジェクトはぶれずにゴールに向かって集中的。グループ会社とも良好な関係を作れています。

Bは、会社の進むべき方向が描かれていないため、各プロジェクトが目指す方向もバラバラで、内容も重複しています。社会貢献のためというよりも、プロジェクトのためのプロジェクトになっており、生み出す価値も低いです。

違い4.支社は「パートナー」か、それとも「影」か

Aは支社をパートナーと表現し、WebサイトやIR資料で積極的に店舗・顔写真付きで紹介し、経営陣も支社にちょくちょく足を運んでいます。産学官問わずOEMやコラボレーションにも積極的で、結果も出しています。

Bは支社をと呼び(取締役からこの言葉を聞いた時はビックリしました!)、資料には名前すら登場せず、経営陣が訪れることもめったにありません。経営陣の目が届かないためか、あるいは経営陣さえも無関心なのか、福利厚生の制度と実態がかけ離れていたり、パワハラが放置されるなど、社員満足度をないがしろにしています。

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顧客や投資家として、応援したい会社はどちらでしょうか。

私はA社です。どうせ同じような商品や株を買うなら、企業理念が明確で、社会に貢献でき、顧客視点を持っている方を選びます。商品だけではなく、商品に託された思い(理念)にも納得したうえで買いたいです。

売上だけではなく社会貢献も目標にして行動している会社は、商品グイ押しではなく、顧客の立場を考えた売り方になります。さらに、顧客サービスだけではなく、従業員を大切に扱うことでも社会に貢献しようとします。

一方、従業員の不満すら改善出来ない会社が、顧客を喜ばせられるはずありません。従業員満足度も低く、少しずつ衰退していきます。そういう会社は、早めに見切りを付けたいですね。

商品だけを売るか、商品を通じで社会貢献しているか。これは小さな違いですが、ゆくゆくは、顧客・従業員・そして経営の、大きな差になることを改めて実感しました。

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