パワハラがある職場にはマタハラもあり! 私のマタハラ体験談(14/5/27妊娠は「自己責任」?追加)

ママが働きやすい職場環境は、自身で作っていく必要があります。

しかし、マタニティ・ハラスメント(マタハラ)という言葉の意味を理解していたのは、2013年5月に連合非正規労働センターが実施した意識調査によるとわずか6.1%だったようです。

さらに、この調査では、妊娠経験者の25.6%が「マタハラを受け」たが、そのうち45.7%が「相談せずに我慢した」と回答したという数字も出ています! その内容は、「妊娠中・産休明けに残業・重労働を強いられた」「雇用形態を変更された」「嫌がらせをされた」「心ない言葉をかけられた」などのようですね。あな恐ろしや><

私も、知識や行動力が無かったら、今後も妊婦に良くない仕事を指示されていたかも!?
私の場合はマタハラとまでは言えない軽い事例もありますが、私の経験が、働くママさんはもちろん、働くママさんと一緒に働いている方の参考になれば幸いと思い、ここでは私の経験談をまとめてみることにしました。

ただし、私の対応がベストの方法である保証はありません>< 実践される際は、ご自身の職場環境に有効な方法で行ってくださいね!

職場に配慮してもらったら、感謝の気持ちを忘れずに!
また、皆さまのマタハラ体験談も当記事へのコメントやTwitterなどで教えてください!

記事は、随時追加してまいります。

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haniwaの職場環境

  • 私はいち理系研究職です
  • パワハラが放置され、過去にはそれが原因で退職した人も居ます
  • 労災申請を行いにくい雰囲気があり、労働組合もありません
  • 催奇形性のある有機溶媒を使用していますが、ドラフトなどの換気設備はありません
  • 有機溶媒の危険性に関する教育や勉強会が職場で行われた事は無く、上司も溶媒の知識が少ないようでした。私が自ら使用する溶媒が危ないと知っているのは学生時代に学んだためです
  • 2012年10月に、母性保護のための「女性労働基準規則」が改正され、生殖機能などに有害な物質が発散する場所での女性の就業が禁止されました。職場でもそれに該当する溶媒を使用していますが、この法律が改正された事はもちろん、この法律の存在自体、従業員への告知や教育は、これまで一切行われていません
  • 主治医の指導事項の内容を事業主に伝え、女性労働者の健康管理を適切に行うためのカード「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」の存在は、労働相談NPOに教えられて初めて知りました
  • 会社の業種は、ナント! 健康をサポートする食品の販売です^^; (従業員の健康をサポートできないのにお客様の健康をサポートできるのかしら、とツッコまれそうですが、言い返す言葉はありません;; 健康診断も、私以外のメンバーは再検査の常連です><)

…改めて書いてみるとブラック臭がプンプンしますね^^; 私の職場は中小企業ですが、私の職場が特別ブラックというわけではないとも思います><

有機溶剤使用をめぐるhaniwaの現状

有機溶媒の有害性を改めて調べて、妊娠の可能性がある時は、有機溶媒の使用を控えてもらえるよう上司に相談しました。
妊娠中に有機溶剤を扱う仕事から離れる方法参考)
 ↓
それにも関わらず、有機溶媒を使用した実験を指示されました。
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さらに上の上司に、再度有機溶媒の使用を控えてもらえるように交渉しましたが、その上司の言葉は、「(一度相談した)上司に再度相談してみて欲しい」というもの。まるでたらい回し。
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一度相談した上司に改めて相談したところ、何とか担当替えの許可をもらえました。

上司には「お前の都合で仕事を変わってもらうんだから、変わってもらう人にはお前からもくれぐれもお礼を伝えておくように」という事も言われましたね^^; このような事をわざわざ口に出して伝えるなんて、子作りがよっぽどネガティブにとらえられているのでしょうか。また、仕事は「職場」が行うものではなく、「人」が行うものという認識もあるのでしょうね。

蛇足ですが、この仕事は、私が行う事がマストではなく、私以外の人が行っても構わないという話でしたが、私の職場内では、いつの間にか私が行う事ようになっていました。また、毎日行うものでもなく、ひと月に一回程度、1日あれば終わります。職場の実験室にはドラフトなどの換気設備が無く、一度に使う有機溶媒(クロロホルム)の量が数百mL程度と多く、作業中は常にクロロホルムの蒸気を吸い続ける状態ですので、できる事なら避けたいんですよね。

また、ブッチャケ、ひと月単位では、この業務に従事する時間より、この上司を含むオサボリメンバーが勤務時間中に私用の中抜けをしたりサボったりする時間の方が多いです^^; 私の職場は、(上司がお気に入りの)特定メンバーの中抜けやオサボリには甘い一方で、その他のメンバーに対しては厳しいなど、人物の好き嫌い、特に上司の友達かどうかで、上司の態度が面白いくらいに変わります

私は中抜けする人の仕事をサポートする側の立場ですが、上司お気に入りの中抜けしている人が「お前の都合で仕事を変わってもらうんだから、変わってもらう人にはお前からもくれぐれもお礼を伝えておくように」とまで言われているとは思えません。また、過去には、他の業務で忙しいメンバーの実験業務を預かった事もありますが、上司は私がgiveした事を忘れているんでしょうねぇ~^^;

このような環境だからこそ、自分の身は自分で守る必要があるともいえます。

また、産婦人科医師へ相談してみたところ、やはり「使用しないに越したことは無い」との事でした。「有機溶媒を使用している会社では、定期的に血中溶媒濃度を測定したり、相談先となる産業医がいると思うので、そちらに相談してみる事をオススメする」とも言われました。約10年働いていますが、ぶっちゃけ、血中溶媒濃度を測定した事なんて、今まで一度もありませんよっ! もちろん産業医がいるという話も聞いた事がありません。

調べてみると、「有機溶剤健康診断」なるものがあり、クロロホルムやメタノールなども該当するのですね>< もしかしたら、私の職場では、有機溶媒の使用量が少ないため、通常の健康診断でOKなのかもしれませんが、私がそういう情報を知らなかった事からも、従業員への教育が行き届いていない事は「お察し」ですね^^;

こ、これは。。。あまりツッコミすぎると、パンドラの箱を開けてしまうかもしれませんね>< とりあえず、担当替えについてはOKが出ましたので、会社がこの約束を破らない限りは、私からもこれ以上ツッコまない事にします^^;

このように、妊娠・出産に伴う業務変更の手続きは、思っていた以上に困難でしたね! 以下のような指摘もありますが、まさに同意できます^^;

試算では、妊娠中の環境が良ければ流産を避けられ、少なくとも今よりも毎年2万人以上の子どもが生まれる。

多くの女性は今、職場の上司に「すいませんが妊娠しました」と謝っている状況だ。本来はめでたく望んだ妊娠でも、仕事を続けられるか、職場に迷惑をかけないかの不安が先立つからだ。妊娠を堂々と報告でき、同僚から祝福される職場こそ、男女共に働きやすい。「マタハラ」は決して女性だけの問題ではない。

(私の視点)マタハラ 職場の無理解による流産も 小林美希-朝日新聞

このようにマタハラに悩む女性が多い理由としては、1.働くママの多くは20代から30代で社内的地位が低い 2.日本の会社は年功序列型で部下自ら業務変更を提案しにくい 3.会社メンバーに欠員が出る事を想定した業務体制が整っていない 4.社会的に家事・育児は女性の仕事とみられ、結婚あるいは出産した女性は会社を辞めるものと認識している人も多い事が考えられます。

haniwaの職場マタハラ!?経験と対応

対応の鉄則! 業務の調整指示は上司に行ってもらう

上司に以下の内容を相談し、調整してもらえる事になっても、調整指示は必ず上司に行っていただきましょう!

いくら仲が良くても、上司を介さずに、調整してもらう人が調整を頼む人に直接お願いすると、「上司でもないのに指示するつもり?」や「上司の承諾は得ているのかしら…」など、あらぬ誤解を与えかねません。特に、目下の人が目上の人に頼む場合は反感を持たれやすいので要注意!

そもそも、業務の調整は上司の仕事。業務をスムーズにするために、また、本来の役目を上司に果たしてもらうためにも、調整役は上司にお願いしましょう。

私は、一度上司に「キミから伝えておいて~」と言われましたが、「業務をお願いするのは私より目上の人ですので、上司から伝えてくださった方が角が立たずにスムーズに進むと思いますよ」などと伝え、上司にお願いしました^^

なかには「妊娠は自己責任。妊娠中でも仕事はこれまで同様に行え」と主張する上司も居るかもしれません。ハードな仕事を指示される場合は、「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」を医師に書いて会社に提出しましょう!

30代で子作りに励む私にとってチョッピリ気になる一言があった

「30代は奇形などの異常が出やすいからね~」などは、既に数回言われましたね^^; そんな事は言われなくても分かっていますよ~^^; 一方で、危ない薬品の使用を減らすなどの具体的な措置は、私から提案するまで一切ありません。私も会社には期待しておらず、自分の身は自分で守るべし!と割りきっています♪

妊娠可能性がある時期に航空機に乗る打ち合わせ出張の打診があった

打ち合わせ出張はやんわりとお断りさせていただき、代案としてビデオチャットなどの遠隔打ち合わせを提案しました。

妊娠可能性がある時期に換気設備が無い中で催奇形性のある有機溶媒を扱う業務指示が出た

さらに上の上司に、「妊娠可能性のある私はこの溶媒をどう扱えば良いですか?」と指示を仰ぎました。結果、担当替えを指示されました。

ポイントは以下の2点。

1.催奇形性のある溶媒を妊娠可能性のある女性が使用することについて上司の判断を仰ぐ事
2.やり取りはメールなど保管可能な媒体で行う事

これらにより、良識のある上司は、イザという時に責任問題になったらマズイという心理が働き、無謀な指示はしなくなります。

念のため、同時進行で産婦人科の医師にも相談していましたが、こちらの切符はまだ使わずに済みそうです^^

私がクロロホルムをはじめとした有機溶剤の使用から遠のいた直後、偶然にも取引先からもクロロホルムを使用しない方法を考えて欲しいという相談があった

これは本当に偶然ですが、私がクロロホルムについて相談した後、取引先からもクロロホルムを使用しない方法を考えて欲しいという相談があり、その時届いた書類にも「従業員の健康に悪影響を及ぼす可能性のある溶媒は使用しないように」という趣旨の文章が明記されていました。

それまでは、クロロホルムは「私が勝手に」使用を嫌がっているという印象を持っている上司も居ましたが、外部の組織からもこのような指摘があると、「クロロホルムはやっぱり身体に悪いんだね、世界的にも使用しない方向に進んでいるんだね」と再認識したようです。

私が説明した時はたらい回しにしていたのに、取引先が説明するとすんなり納得するなんて。取引先の影響力の大きさを改めて実感しましたねっ!

妊娠は「自己責任」? 妊娠より業務を優先して欲しいという趣旨の言葉を上司(取締役)に言われた

妊娠初期の流産の原因は、先天的な遺伝子異常が多いため、仮にこの時期に流産したとしても、出張が原因とは言い切れません。

しかし、その出張では10分程度のプレゼンも予定しており、つわり等でドタキャンしてしまうと色々な方に迷惑をかける事は必至です。そこで、上司には、もしつわりが酷くなったら周囲に迷惑をかけてしまうため、場合によっては出張を再検討していただけるか相談してみました。

ところが、その上司からの返答は、「プレゼンの10分くらいは何とか頑張ってとしか言えない」というものでした。出張は、プレゼンの10分間だけではなく、移動や準備などでもそれなりの負担がかかります。不測の事態が起こった時のために、出張先に近い産婦人科を事前に調べる必要も出てきます。

しかし、上司からは、体調への配慮や、切迫流産などの不測の事態への対応に関する言葉は一切無く、「個人の事情と業務は分けて考えるように」という趣旨の言葉だけがありました

これ、働く妊婦にとっては、ものすごく怖い言葉ですよね。
ぶっちゃけ、「お腹の赤ちゃんの命よりも仕事を優先しろ」と言われているようなものです。悪阻などで業務の効率が低下しても「そんなものは自己責任だ」と冷たくあしらわれる事も容易に予想できます。

本来、妊娠・出産・育児による業務の滞りについては、上司や会社が考えるものであって、休む本人へ釘刺しのような形で表現するものではありません。ちなみに、この上司は取締役なので、この発言はウチの会社の方針ということになりますね。

この上司のように、「妊娠・出産・育児はあくまで”自己責任”」という考えが根底にあると、働くママは「妊娠・出産・育児は周りに迷惑をかける悪い事」ととらえて周囲に謝りっぱなしになり、これから子供を産み育てるであろう女性労働者に対しても「ママが働きにくい会社」という印象を与えます。この対応が、女性の活用や少子化対策に逆行する事は説明するまでもありません。

ウチの会社の子育て制度も、一応、自治体から表彰されていますが、その実態は、先に述べた通り。女性労働者が妊娠・出産・育児に必要なのは、「制度」はもちろん、それ以上に「上司や同僚の理解」であると、切に感じました。

ただ、このような対応をとる会社は、他にも多くあるでしょう。
国の制度が追いついていなかったり、上司は年齢的に「男は仕事・女は家庭」という観念の下で育ってきた事も大きいですね。制度や世代交代が進めば解決できるかもしれませんが、その頃には、少子化はさらに進んでいるでしょうね^^;

ちなみにこの出張は、ドクターストップがかかって結局無しになりました。

haniwaのヒトコト

パワハラがある職場にはマタハラも有り。パワハラ同様、くれぐれも一人で悩まない事です。気軽に労働組合や医師など、外部機関に相談しましょう! 私もお世話になっています。

マタハラの相談先としては、日本労働組合連合会や、働く女性の全国センター法テラスなどがあります。フリーダイヤルで電話相談も受け付けている所もありますよ!

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