北海道の放射能データまとめ

魚介類(公的機関)

データ

北海道庁による調査(2011-2014)

その他の公的データ(グリーンピース、泊発電所周辺など)はコチラをご覧下さい。

まとめ(2014/5/26現在)

2014年はタラのみ検出しています。

検出セシウム最大値(単位:Bq/kg)

  • タラ:2012/10/9胆振沖のマダラで計100
  • サケ・マス:2011/5/29北海道・東北太平洋沖のカラフトマスから計76.68
  • サンマ:2011/6/30太平洋沖のサンマで計12.02
  • イワシ:2011/9/16釧路沖のカタクチイワシから計1.27
  • カレイ:2011/9/15登別沖のアカガレイから計2.14
  • ホッケ:2011/11/10浦河沖のホッケからCs137が1.0
  • サバ:2011/8/20太平洋沖のマサバから計10.8
  • ニシン:2011/12/8厚岸沖のニシンからCs137が0.65
  • ソイ・メバル:2011/10/12浦河沖のソイから計1.2
  • ブリ:2011/9/20登別沖のブリから計2.6
  • カジカ:2012/2/9浦河沖のギスカジカからCs137が0.53
  • カサゴ:2011/10/12浦河沖のアイナメからCs137が0.86
  • クジラ:2012/9/9ミンククジラ(釧路十勝沖)から計4.0

セシウム不検出

その他

魚の回遊経路


(水産庁資料より)

海洋汚染シミュレーション

震災後16ヶ月における福島原発由来の放射性物質海洋汚染シミュレーション(GEOMAR Kielより)

(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

素人haniwaの所感

このシミュレーションでは福島沖よりもむしろ北海道太平洋沖の方が汚染されているという結果になっていますが、海底に生息し移動も少ないタラでセシウムが検出され続けていますので、北海道沖までセシウムが拡散している事自体は間違ってはいないと考えております。

参照元

北海道放射線モニタリング総合サイト
食品と放射能
GEOMAR Kiel

北海道庁による調査

タラ

2012年10月には100Bq/kgを超えるマダラもありましたが、その後は経時的に減少する傾向がみられますね。

室蘭沖マダラから100ベクレル(2012/10/13北海道新聞)


(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

上の記事によると、「放射性Csは97.93〜102.07Bq。国の基準では検査器の誤差などを考慮し、下1桁の値は四捨五入している。道は「100Bqは基準値以内でぎりぎりの範囲内」と説明し、実際は105Bq以上から基準超え」となっています。

素人haniwaの所感

2012/10/9にとれたマダラでとうとうセシウム計100Bq/kgを記録しました。 10/13の北海道新聞web記事では「100ベクレルを超えると、道は出荷自粛を要請することになっているが、今回は超えていないため、自粛要請はしない。」との事ですが、 一方で、同日の北海道新聞紙面では「放射性Csは97.93〜102.07Bq」と、100Bq/kg以上の値が検出されていますが、 「国の基準では検査器の誤差などを考慮し、下1桁の値は四捨五入している。道は「100Bqは基準値以内でぎりぎりの範囲内」と説明し、実際は105Bq以上から基準超え。」となっています。
基準値以上の値を検出しても、四捨五入により、104Bqまでの値は「基準値以内」となるようですね。 私が今まで知らなかったというのもありますが、正直、ビックリしました!

ネットで調べてみますと、厚生労働省から出した資料(コチラ・資料17ページの46番目)にはちゃんと明記されていますね!

検査結果を記載する際に有効数字は何桁にするのでしょうか

検査結果は、有効数字2桁で記載してください。 基準値は、セシウム134 とセシウム137 の濃度の合計値として定められているので、両核種それぞれの値を3桁目まで求めて、これを合計した上で3桁目を四捨五入し、有効数字2桁とします。 例えば、セシウム134 が44.9 ベクレル/kg、セシウム137 が60.0 ベクレル/kg だった場合、合計した値は104.9 ベクレル/kg となるので、3桁目を四捨五入し、 放射性セシウムの検査結果は100ベクレル/kg となります。

しかし、基準値ギリギリの値は、95以上なら切り上げるなどする危険サイドの解釈ならまだ分かりますが、 実際には、105未満の値は100とする安全サイドに立った解釈が行われているのですね!

また、当然流通している全てのタラを測定しているわけではないため、今回より高い値を示すマダラが既に流通していた可能性もゼロではありません。

タラでセシウム検出頻度が高い理由につきましては、海底に生息し移動も少ない可能性が考えられます。今後の推移を注視したいですね。

タラのセシウム137過去値

北海道のタラのセシウム137
(画像をクリックすると別窓で開きます・食品と放射能より)

1984〜2009年に調べた30匹のうち29匹で検出され、平均は0.25Bq/kg、最大値は0.48Bq/kg、最小値は0.11Bq/kgです。 残念ながら、食品と放射能にはセシウム134のデータはありませんでした。

【マダラについて(Wikipediaより)】

  • 日本に分布するタラ類3種の中で最大。肉食性で、貝類、頭足類、甲殻類、小魚などいろいろな小動物を捕食する。
  • 沿岸から大陸棚斜面の底近くに生息する。夏は深場に移り、水深800mくらいの深海にも生息するが、冬は浅場に移動してくる。
  • 身は柔らかく脂肪の少ない白身で、ソテーやムニエル、フライなどの他、汁物や鍋料理にもよく使用される。

【スケトウダラについて(Wikipediaより)】

  • マダラよりは小さいが、マダラと同様肉食性で、貝類、頭足類、甲殻類、小魚などいろいろな小動物を捕食する。
  • 水深500 mまでの沿岸や大陸棚斜面の海底近くに生息する。最も多いのは水深200 m 前後だが、浅場や海面近くに現れることもある。
  • スケトウダラの卵巣は比較的珍重されており、塩漬けにしたたらこや唐辛子を加えた辛子明太子が作られる。また、精巣も白子として利用される。

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サケ・マス

グラフの棒にカーソルを合わせるとセシウム値があらわれます。右へいくほど最新のデータになります。

素人haniwaの所感

カラフトマスとシロサケから継続的に放射性セシウムが検出されています。 カラフトマスのセシウム137の値は最大と43.24Bq/kg(2011/5/19)と高く、 食品と放射能による サケの過去最大値(0.36Bq/kg)の100倍以上で、セシウム134と137の和は76.68Bq/kgにもなりました。これは2012/7/27現在まで発表された北海道沖の魚における放射性セシウムの最大値になります。その後は低い値を推移していますが、サケは海を回遊していますので、バラつきが大きいのかもしれません。今後の推移を注視したいですね。

サケで検出されたセシウム137と過去値

サケで検出されたセシウム137と過去値

北海道のサケのセシウム137
(画像をクリックすると別窓で開きます・食品と放射能より)

1975〜2009年に調べた57匹全てで検出され、平均は0.14Bq/kg、最大値は0.36Bq/kg、最小値は0.048Bq/kgです。 残念ながら、食品と放射能にはセシウム134のデータはありませんでした。

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サンマ

素人haniwaの所感

震災直後は放射性セシウムが検出されましたが、その後(2012年以降)は検出限界以下が続いています。 2011/6/30のセシウム137は6.07Bq/kgで、食品と放射能による サンマのセシウム137過去値(0.088Bq/kg)の約70倍にもなりました。 7/21の値は少し下がりましたが、それでも過去最大値の43倍です。 サンマは1年を通じて太平洋沖を回遊し、マグロなど他の魚類の餌になることもありますので、今後の生物濃縮が気になりますね。

サンマのセシウム137過去値

北海道のサンマのセシウム137
(画像をクリックすると別窓で開きます・食品と放射能より)

1992年に1匹のみ調査して検出されたセシウム137は0.088Bq/kgです。 残念ながら、食品と放射能にはセシウム134のデータはありませんでした。

サンマの回遊経路

ヘルシーさんまクッキングさんにサンマの回遊経路の図がありました。
サンマの回遊経路
サンマは秋か春にかけて黒潮水域で生まれて近海を回遊し、8月半ばから北海道沖で獲れはじめます。9月半ばに三陸沖、11月に房総沖へと南下します。

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イワシ

素人haniwaの所感

震災直後は放射性セシウムが検出されましたが、その後(2012年以降)は検出限界以下が続いています。 食品と放射能によりますと、 イワシは1997年に1検体だけ測定し、0.29Bq/kg検出されています。セシウム134の過去値はありませんが、仮に過去値を0とした場合、セシウム134+137では過去値の4倍になります。今後の推移を注視したいですね。

【カタクチイワシについて(Wikipediaより)】

  • 北海道から南シナ海までの西太平洋沿岸に分布する。内湾から沖合いまで、沿岸域の海面近くに大きな群れを作る。プランクトン食性で、泳ぎながら口を大きく開けて植物プランクトンや動物プランクトンを海水ごと吸い込み、鰓の鰓耙(さいは)でプランクトンを濾過摂食する。
  • 産卵期はほぼ1年中だが、春と秋に産卵するものが多い。卵は楕円形の分離浮性卵で、1粒ずつがバラバラに水中を漂いながら発生する。孵化した稚魚は急速に成長し、1年経たずに繁殖ができるようになる。寿命は2年-3年ほどである。
  • カタクチイワシは日本で最も漁獲量の多い魚で、日本各地で巻き網や地引き網などで漁獲される。また、「シラス」は主にカタクチイワシの仔魚で、これも食用に多く漁獲されている。
  • 最も多い利用法は煮干し等の干物である。
  • アンチョビ(Anchovy)はカタクチイワシ属、さらに広義にはカタクチイワシ科の各種を指す総称として用いられる。

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カレイ

素人haniwaの所感

震災直後は放射性セシウムが検出されましたが、その後(2013年以降)は検出限界以下が続いています。食品と放射能には北海道のカレイの過去値はありませんでしたので、代わりに青森のカレイの値を見てみますと、1971-2009年に69検体だけ測定し、そのうち68検体で検出されています。 最大値は0.28Bq/kg、最小値は0.053Bq/kg、平均値0.14Bq/kgのようですね。 セシウム134の過去値はありませんが、仮に過去値を0とした場合、2011/9/15のアカガレイの放射性セシウム計2.14Bq/kgは過去最大値の7.6倍になります。今後の推移を注視したいですね。

【アカガレイについて(Wikipediaより)】

  • 45 cmになる。太平洋北西部。オホーツク海、日本海などに分布。カムチャツカ半島から朝鮮半島、日本沿岸などに生息する海水魚。砂や泥の海底に生息する。
  • 日本近海で獲れるものでは、マガレイ、マコガレイ、ババガレイ(ナメタガレイ)、ホシガレイ、メイタガレイ、アカガレイ、イシガレイ、オヒョウなど数十種が含まれる。
  • 主に肉食性で、小魚や海底の無脊椎動物を食べるが、同じような容姿でフィッシュイーターであるヒラメとは異なり補食行動はやや大雑把である。
  • 日本では、刺身、煮付け、焼き物、揚げ物などさまざまな料理に用いられる。また冬のカレイ、特に産卵前の時期のメスは大きな卵巣をもっており、子持ちガレイと呼ばれ、甘辛く煮付けたものが日本の冬の味覚として好まれる。干物、特に一夜干しもよく行われる。

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ホッケ

素人haniwaの所感

震災直後は放射性セシウムが検出されましたが、2014年は検出限界以下が続いています。北海道産ホッケのセシウム137過去値はありませんでしたが、参考までに全ベータの値をみてみますと、20点測定したうち中7点から検出され、最大25、最小17、平均21Bq/kgであり、放射性物質自体は震災前にも検出されていたようです。

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サバ

素人haniwaの所感

2011/8/20採取のマサバとゴマサバからセシウム134と137が検出されました。その後(2013年以降)は検出限界以下が続いています。食品と放射能にはサバの値はありませんが、 参考までに、データがある魚類で過去値が最も高いフナの値と比較してみます。 マサバのセシウム137(5.6Bq/kg)は、フナの過去最大値(0.93Bq/kg)の6倍高い値になります。 今回、2種のサバは比較的近い値を示しましたが、他の魚のデータはバラつきが大きいことから、もっと高い値を示すサバも居る可能性があります。 今後の推移を注視したいですね。

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ニシン

素人haniwaの所感

ニシンからセシウム137が0.53Bq/kg検出されました。その後(2013年以降)は検出限界以下が続いています。ニシンの過去値は食品と放射能にはありませんでしたが、今の所、他の検出魚種より値は低いようですね。ただし、測定頻度が低いので、経時的な変化までは予想できません。

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ハタハタ

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シシャモ

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ソイ・メバル

素人haniwaの所感

10/12採取のクロソイからセシウム134と137が検出されました。その後(2013年以降)は検出限界以下が続いています。 食品と放射能によりますと、 クロソイのデータはありませんでしたが、参考として距離的に一番近い福島県のメバルデータを見てみますと、 1972-2009年に7検体測定し、6検体で検出されています。 最大値は0.52Bq/kgですので、今回の値1.2Bq/kgは過去最大値の約2倍ですね。 今後の推移を注視したいですね。

【クロソイについて(Wikipediaより)】

  • 体長は50cmを超える大型種で、和名どおり全身が黒い。目と唇の間に3本の棘があるのでキツネメバルと区別できる。日本と朝鮮半島、中国北部の沿岸域に分布し、浅い海の岩礁域に生息する。東日本では高級魚として扱われる。

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エイ

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ブリ

素人haniwaの所感

2011/9/20採取のブリから放射性セシウムが計2.6Bq/kg検出されました。その後は検出限界以下が続いています。食品と放射能によりますと、 ブリは1992年に1検体だけ測定し、0.19Bq/kg検出されています。セシウム134の過去値はありませんが、仮に過去値を0とした場合、セシウム134+137では過去値の14倍になります。今後の推移を注視したいですね。

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カジカ

素人haniwaの所感

2012/2/9採取のギスカジカからセシウム137が0.53Bq/kg検出されました。その後(2013年以降)は検出限界以下が続いています。カジカの過去値は食品と放射能にはありませんでしたが、今の所、他の検出魚種より値は低いようですね。

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カサゴ

素人haniwaの所感

2011/10/12採取のアイナメからセシウム137が検出されました。その後(2013年以降)は検出限界以下が続いています。 食品と放射能によりますと、 北海道データはありませんでしたが、参考として距離的に一番近い福島県データを見てみますと、 1982-2009年に50検体測定し、その全てで検出されています。 最大値は0.30Bq/kgですので、今回の値0.86Bq/kgは過去最大値の約3倍ですね。 今後の推移を注視したいですね。

【アイナメについて(Wikipediaより)】

  • 南西諸島と太平洋側の一部を除く日本各地の沿岸に生息し、日本以外では朝鮮半島と黄海沿岸にも分布する。昼行性で、岩礁帯やテトラポッド、防波堤などの陰につき、小魚や甲殻類、多毛類などを捕食する。

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コマイ

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ワカサギ

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イカナゴ(コウナゴ)

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ホタテ

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カキ

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アサリ

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ホッキ

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ツブ

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タコ

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イカ

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エビ

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カニ

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ウニ

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ナマコ

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クジラ

クジラの考察はコチラの記事をご参照ください。

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昆布

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魚介のサンプリング方法とストロンチウム測定予定

北海道水産林務部水産局水産経営課、衛生管理グループの方から2011/5/31にいただいた回答を以下に掲載いたします。

測定に使用した検体について

可食部を検査しています。シロサケ、カラフトマスの場合は、内蔵、骨、頭を除去しています。

ストロンチウムについて

現在、道では、道産の水産物への放射性物質の影響を確認するため、海水及び回遊性のサケ等の水産物について、 国が食品中の暫定規制値を定めた放射性ヨウ素及びセシウムを検査しており、今のところ、水産物等の検査においてストロンチウムを測定する予定はありません。 なお、セシウムの暫定規制値の算定にあたってはストロンチウムの影響も考慮されています。以下を参照してください。

(参考)
「放射能汚染された食品の取り扱いについて」(厚生労働省)
「放射性物質に関する緊急取りまとめ」(食品安全委員会)

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