北海道の放射能データまとめ

データ

神奈川県による北海道産牛肉の検査(牛肉は検出検体のみ記載)(2013・8/30更新)
各都府県による検査(牛肉は検出検体のみ記載)(2011)
セシウム汚染稲わら給与牛の流通状況(札幌)(2011)
宮城県産稲わら給与牛肉(浜中町産)(2011)
セシウム汚染稲わら給与牛肉(福島産)の流通状況(芦別・恵庭)(2011)
暫定規制値以上の放射性物質が検出された牛肉(福島産)の流通状況(千歳市)(2011)

神奈川県による北海道産牛肉の検査(牛肉は検出検体のみ記載)

検体 採取日 セシウム
134

(Bq/kg)
セシウム
137

(Bq/kg)
牛肉2013/8/2819.336.9
牛肉2013/8/2812.829.5

※厚生労働省の日報によるとGe測定(測定元サイトでは明記されていない)

参照元

神奈川県:【平成25年度】食品中の放射性物質検査結果(県外で生産された食肉)

素人haniwaの所感

神奈川県による流通品のセシウム検査で、北海道標茶町産の牛肉からセシウムが検出されました。

肉牛は、通常、牛を繁殖させる繁殖農家と、牛を太らせる肥育農家が分業して生産されます。北海道で生まれた牛が本州で肥育されたり、その逆もあります。また、牛肉の産地は、主たる飼養地になります。

そのため、「北海道標茶町産」の牛肉であっても、誕生から屠畜直前までずっと北海道標茶町に居たかどうかは分かりません。

牛の移動経路を明らかにするために、牛には個体識別番号が割り振られ、牛の移動がトレースできるようになっています。@champoolcanさんが測定元の神奈川県に個体識別番号を問い合わせてくださったところ、今回検出された牛の個体識別番号は、「基準値以内で問題ないので、個体識別番号については公表できない」との事でした。

今回検出された牛肉は、個体識別番号や飼料等が不明で、汚染源も追えず、現時点での情報では、汚染地や汚染源は不明です。

しかし、肉牛は日本各地、あるいは国外にも移動するにも関わらず、産地や放射性セシウム濃度は公開し、流通している牛肉には明記されている個体識別番号を非公開にする事は、セシウム汚染源=北海道標茶町という印象を与えかねず、風評被害につながる可能性もあります。

セシウムの値は基準値以内ですし、セシウム汚染源=北海道標茶町という印象を回避するためにも、個体識別番号は是非公開していただきたかったですね。

ただ、北海道産牛肉はこれまでも汚染稲わらを与えるなどしてセシウムが検出されていますので、北海道での汚染の可能性がゼロとは言い切れません。

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各都府県による北海道産牛肉の検査(牛肉は検出検体のみ記載)

検体 検査日 実施者 ヨウ素
131

(Bq/kg)
セシウム
134

(Bq/kg)
セシウム
137

(Bq/kg)
牛肉 H23.8.2 静岡県 不検出 17.7 24.9
牛肉 H23.8.2 横浜市 不検出 5.7 7.2
牛肉 H23.7.29 川崎市 不検出 45.3 56.3
牛肉 H23.7.23 香川県 不検出 60 73
豚肉 H23.10.25 大阪府 < 8 < 6 < 9

参照元

食品の放射能検査データ(2012年3月で更新終了)

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セシウム汚染稲わら給与牛の流通状況(札幌)

参照元サイトの説明より

札幌市内において、放射性物質を含む稲わらを与えられた可能性がある牛の肉が流通していることが判明しました。 このため、市民の皆様のご家庭にある食肉についての不安を解消することを目的に、札幌市内の販売店等における当該牛肉の取扱状況についてお知らせいたします。 (販売から1ヶ月以内のもの)

なお、検査の結果、暫定規制値を下回るものについては、食べても健康に影響はありませんので、ご安心ください。 (たとえ暫定規制値を超えたものであっても、数回食べた程度であれば、健康への影響はないと考えられています。)

検査結果


(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

※検出限界値は不明

参照元

札幌市内における放射性セシウム汚染稲わら給与牛の流通状況(リンク切れ)

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宮城県産稲わら給与牛肉(浜中町産)

参照元サイトの説明より

道が実施した実態調査において、宮城県産「稲わら」等を利用する畜産農家が確認され、当該稲わらを給与し、出荷された肉牛(15頭のうち4頭)が 浜中町内の食肉販売業者((有)コープはまなか)に販売されていたことから、販売状況調査及び当該牛肉の放射性物質の検査を実施し、その結果が判明したのでお知らせします。

販売品目(立入調査時に確認できたもの)

  • 浜中産交雑種牛肩ロース
  • 浜中産交雑種牛角切
  • 浜中産交雑種牛バラ肉
  • 浜中産交雑種牛ヒレステーキ肉
  • 浜中産交雑種牛サーロインステーキ
  • 浜中産交雑種牛カルビ
  • 浜中産交雑種牛サガリ

検査結果

固体識別番号 入荷日 入荷量 販売期間 放射性セシウム
(Bq/kg)
0290508347 5/20、24 301.4kg 5/21-7/22 不検出
0410506154 6/3、7 289.9kg 不検出
0514105123 6/24、28 230.1kg 16.2
0290508361 7/15、19 240.7kg 全量保管 91

※検出限界値は不明
※販売状況調査の結果、販売された上3点の牛肉は、加工・販売に関する記録がなかったため実際の販売量・廃棄量等の詳細は不明

今後の対応

浜中町内の食肉販売店で5月21日から7月22日に当該食肉を購入した方について、申し出により健康相談を実施します。 なお、当該食肉の放射性物質濃度は暫定規制値を下回っており、既に消費された場合であっても健康への影響はありません。 残り11頭については東京都及び青森県に流通状況調査を依頼しており、判明次第連絡がある予定です。

素人haniwaの所感(2011)

放射性物質に汚染された稲わらを与えた牛肉の放射性セシウム濃度は、北海道産であってもやはり高かったですね。 今回の値91Bq/kgは、関東などで検出された放射性セシウムの値よりも低いため、一見、とても低いように感じますが、 食品と放射能による北海道産牛肉のセシウム137の過去最大値は0.067Bq/kgです。 今回検出された放射性セシウムがセシウム137だとすると、なんと、過去値の1358倍にもなります。
入荷日が遅い肉の方が放射性セシウムの値が高く、また、牛の固体識別情報検索サービスで調べた結果(詳細は以下)、 同じ生産者(育成牧場)でも、不検出だったり検出されたりしていますので、値のばらつきは稲わらを与えていた期間の違いによるものかもしれませんね。
是非、堆肥も調査いただきたいところです。

また、牛の固体識別情報検索サービスで、これらの牛を調べてみました。 以前、畜産農家に牛の資産管理を聞いたとき、牛の年齢によって資産額が変わるので帳簿つけが大変とのことでした。 この表でも、同じ場所で転入と転出を繰り返していますが、もしかしたら資産額が変わったためかもしれません。
また、以下には個人名なども記載されていますが、あくまで資料のひとつとして掲載しており、記載されている個人や組織を誹謗・中傷する意図はございません。

参考までに、わらを与えた場所について酪農家のkohji 386!さんに伺いました。2011/7/25にいただいた見解を以下に掲載いたします。

  • 滞在が一番長い場所の酪農王国内に肉牛団地が入っています。前後の乳牛育成牧場は販売書類上移動したことになっています。全て農協施設なので複雑になってしまったようです。
  • 酪農王国は乳牛を飼育することがメインの牧場です。
  • 乳牛に与える餌には粗飼料と濃厚飼料があり、稲わらは粗飼料になりますが、現在の高泌乳牛にはこの粗飼料にも栄養が求められますので、 浜中では入手が簡単な牧草が使われます。肉牛と乳牛は牛舎が違うので盗み食いも考えられません。つまり乳牛には稲わらを与えていません。
  • 酪農王国内の肉牛牛舎にて稲わらを給与した形になります。
  • (農協は)管理責任や飼養状況を監督する立場なのは間違いないので(稲わら給与は)農協主導といっても間違いは無いと思います。
  • (農協を介した)他の地域への(稲わらの)拡散ですが、(今回の稲わらは)浜中農協と付き合いが長い業者からの納品と聞いています。本来本州から稲わらを移送して給与するのはコスト負けするはずなので可能性は少ないかと。

「酪農王国」さんをネットで調べますと、約2年前に設立された農業法人のようですね。 日経産業新聞の記事をメモされていたソーシャルニュースサイトDEKKAIDOさんには、以下のようにあります。

釧路管内浜中町の浜中町農業協同組合(JA浜中町、石橋栄紀組合長)は(haniwa注:2009年)7月に地元企業などと共同で新設する農業法人を通じ大規模酪農に乗り出す。 農業は基幹産業だが、高齢化で担い手不足が一段と進むため、地域経済を守るため強い経営基盤を持つ受け皿が必要と判断した。 酪農家の側面支援のほか、規制緩和をにらみ企業の農業参入を促す狙いもある。

7月下旬に設立を予定する農業法人は「株式会社酪農王国」(仮称)。資本金は5000万円で、JA浜中町が半分の2500万円を出資。地元の浜中町や近隣の釧路市など道東の建設関連や運輸 など8つの企業や団体のほか、同町の生乳を原料に使うタカナシ乳業(横浜市)や飼料大手の丸紅日清飼料にも規模に応じて100万〜500万円の出資を要請した。

本社はJA浜中町に置き、社長は当面、石橋組合長が兼ねる。従業員は設立時は5人で、将来は10人程度に増やす。設立時には従業員も計25万円を出資する。

放射性セシウムが検出されなかった牛


(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

放射性セシウムが検出されなかった牛


(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

放射性セシウムが16.2Bq/kg検出された牛


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放射性セシウムが91Bq/kg検出された牛


(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

参照元

「稲わら」の利用実態調査の結果等について(第2報)(リンク切れ)
北海道保健福祉部健康安全局(リンク切れ)
牛の固体識別情報検索サービス

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セシウム汚染稲わら給与牛肉(福島産)の流通状況(芦別・恵庭)

参照元サイトの説明より

7月14日(木) 、福島県において、同県浅川町の肉用牛農家が高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを餌として給与した肉牛42頭を、 4月から7月にかけて出荷・流通したと発表され、出荷元自治体の調査により、芦別市内及び恵庭市内に当該食肉が流通していることが確認されたところです。

これを受け、道では、当該食肉販売業者等(2業者)における入荷日、販売量等を調査し、結果を7月17日(日)に公表したところですが、 7月20日(水)19時、香川県が行った検査の結果、芦別市内で流通した同一牛から、暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出された旨、東京都から連絡がありました。

固体識別番号 と畜場 販売ルート 放射性ヨウ素
(Bq/kg)
放射性セシウム
(Bq/kg)
1175347112 千葉 東京→札幌→芦別
(6.8kg)
不検出 654
1162798125 仙台 東京→札幌→恵庭
(5.5kg)
不検出 2.7

※検出限界値は不明

素人haniwaの所感(2011)

恵庭市内に流通していた牛肉から放射性セシウムが検出されました。
食品と放射能には、宮城県の牛肉の放射性セシウム結果はありませんでした。 参考までに、福島県の牛肉に含まれるセシウム137の値を調べますと、 1999〜2002年に調べた8検体のうち6体で検出されているようです。その平均は0.035Bq/kg、最大値は0.055Bq/kg、最小値は0.025Bq/kgとなっています。 セシウム134は、1999〜2002年に調べた中では全て不検出でした。
芦別に流通した牛肉で検出された放射性セシウムの654Bq/kgは、暫定基準値500Bq/kgを超えました。私が調べていた中で暫定基準値を超えた食品は、この牛肉がはじめてです。 関東で処理された牛肉には、数千ベクレルもの放射性セシウムが検出されたものもあったという事ですから、北海道に流通した肉牛も、それくらいの値が出る可能性はあります。 恵庭に流通した牛肉の放射性セシウムでさえ、過去の最大値の約50倍です。
7/20現在では、稲わらが汚染の原因とされていますが、稲わらが汚染されていれば、他の作物も汚染されている可能性は高いでしょう。 牛肉だけではなく、その牛の糞尿からつくられた肥料や、他の畜産物・農産物の値も注視していく必要があります。

また、牛の固体識別情報検索サービスで、これらの牛を調べてみました。 以前、畜産農家に牛の資産管理を聞いたとき、牛の年齢によって資産額が変わるので帳簿つけが大変とのことでした。 この表でも、同じ場所で転入と転出を繰り返していますが、もしかしたら資産額が変わったためかもしれません。
また、以下には個人名なども記載されていますが、あくまで資料のひとつとして掲載しており、記載されている個人や組織を誹謗・中傷する意図はございません。

芦別に流通した牛


(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

恵庭に流通した牛


(クリックすると拡大画像が別窓で表示されます)

参照元

放射性物質が検出された稲わらを給与した肉牛について(第4報)(リンク切れ)
北海道保健福祉部健康安全局(リンク切れ)
牛の固体識別情報検索サービス

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暫定規制値以上の放射性物質が検出された牛肉(福島産)の流通状況(千歳市)

参照元サイトの説明より

7月11日、東京都から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出された牛11頭と同一農場で飼育された6頭のうちの1頭の肉の一部が、 都内の業者から千歳市内の飲食店にも出荷されている旨の連絡を受け、道では当該店の残品(煮込み料理)について、 道立衛生研究所で放射性物質の検査を実施し結果が判明しましたのでお知らせします。

残品からは暫定規制値を超える放射性物質は検出されませんでした。 すでに消費された食肉(約2kg)については、同一牛由来の食肉に関する静岡市の検査結果に基づいて試算すると、直ちに健康への影響はありません (今回流通した食肉を毎日 526g 摂取しても、年間被曝許容量5mSv を超えることはない)。

7/6-7/10の間、26名にこの牛肉を使ったメニューを提供(実際に食べた人数ではない)。
千歳市内の飲食店に出荷された6.65kg以外には、北海道への出荷はない。

検体 検査日 産地 ヨウ素
131

(Bq/kg)
セシウム
134

(Bq/kg)
セシウム
137

(Bq/kg)
煮込み料理
(牛肉)
7/11 千歳市
(流通品)
不検出 173 171

※検出限界値は不明

素人haniwaの所感(2011)

暫定規制値を超えないまでも、セシウム134と137の合計が344Bq/kgですので、かなり高い値といえるでしょう。 今までのデータを見るに、牛肉中の放射性物質の濃度にはバラツキがあるようですので、この値より低い場合もあるでしょうし、逆に高い可能性もあります。 ひとつのデータが出ても、その値が全てではなく、低い方にも、高い方にも、ある程度のバラツキがあると思っていた方が良いでしょうね。

参照元

暫定規制値を超える放射性物質を検出した福島県産の牛肉について(リンク切れ)
北海道保健福祉部健康安全局(リンク切れ)

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