出産の経過(子宮口拡大・破水・促進剤・陣痛・胎児圧出・吸引・超緊急帝王切開のフルコースで子どもは仮死蘇生!)


2017年2月に長女を出産しました^^
そこで、記録も兼ねて、妊娠~出産の体験記を書いてみます♪ 今回は出産編! 約6000字もの長文になったため、お時間のある時にどうぞ♪

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背景

  • 出産時35歳以上
  • 初産
  • BMI25(ギリギリ肥満妊婦;;)
  • 子宮後屈(子宮が背中側に傾いている)
  • 妊娠前に治療中の疾患は無し
  • 2014年6月稽留流産(妊娠8週頃・子宮内容除去術を受けた)

妊娠経過は以下記事ご参照♪ 妊娠初期・中期は平穏でしたが、後期は膀胱炎・静脈弁機能低下・妊娠高血圧症候群の一歩手前で一気にグダグダになってしまいました;;

2017年2月に長女を出産しました^^ そこで、記録も兼ねて、妊娠~出産の体験記を書いてみます♪ 今回は妊娠経過編! ひとつの記事にま...
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早すぎるお産の進み

出産予定1日後の検診で、一度帰宅して本陣痛を待つか、このまま入院して子宮口を広げる措置を行い出産するかを検討した結果、様々な要因を考慮して入院を選択した私。

入院同意書などの必要書類に目を通してサインをした後、夫と一緒に病室に移動。病衣に着替えた後、私を担当してくださる助産師さん2名と自己紹介を兼ねた軽い雑談をしました^^ 助産師さんは、どちらも30代くらいでしたが、一人はおっとり、もう一人はアグレッシブな雰囲気でした♪ アグレッシブなほうの助産師さんが、赤ちゃんの心拍をモニタリングする機器(分娩監視装置)を付けてくれました。

その少し後、医師によりバルーン(メトロインテリル)で子宮口を拡大するための措置を受けました。医師の話では、私は高齢出産・初産のため、子宮口が開いてバルーンが外れるまでは半日くらいかかり、出産は翌日以降になる可能性が高いとのこと。

出産(予定)までは時間があるため、私は病院で昼食をとり、夫は助産師さんに許可をいただいたうえで一度家に帰り、(ウッカリ忘れていた)家の水落しをしたり、病院近くの宿を手配することに。ちなみに、夫は立ち会い出産希望です^^

昼食の後、ヒマなので病室内を物色し、TVを観ようとしたとき、なんと、早くもバルーンが外れてしまいました~っ! 装着からわずか1時間。しかも、その間に破水し、陣痛が約5分間隔で起こるように。初産なのに、お産の進み早すぎよ~っ><

陣痛中に血圧を測っていたアグレッシブな助産師さんが、一言「高い…」と。収縮期血圧が150mmHg近くにもなっていたそうです;; 陣痛中は血圧が上がるため、陣痛が引いた後に再測定。何とか下がっており、問題無いとのことになりましたが、妊娠高血圧症候群になりかけている身としては、ちょっとドキっとしてしまいましたよっ!

血圧が落ち着いた頃、アグレッシブな助産師さんから(経膣分娩の)バースプランを聞かれましたが、特にこれといった希望は無く、以前初期流産しているため、ただただ無事に生まれてくることを願うのみでした。結局、緊急帝王切開での出産になったため、バースプランを考えていたとしても実現は難しかったでしょう;;

陣痛促進剤投与・赤ちゃんの心拍下降

破水してしまったこともあり、陣痛促進剤が点滴により少量投与されました。その少し後の陣痛時に、赤ちゃんの心拍が少し落ちてしまいました>< おっとりした助産師さんが心拍を測る位置がズレていないか確認したり、私の体位を右・左・うつ伏せなど色々変えているうちに心拍が戻ったため、とりあえず、赤ちゃんの様子に注意しながら経過を見守ることに。

しかし、陣痛が強くなるにつれて、心拍の落ち込みが大きくなってきました;; 赤ちゃんの心拍は通常120~150bpm程度(bpm=1分あたりの拍動回数)ですが、この時点で下がる時は100bpmを切っていたように思います。ちなみに、120bpm以下になると徐脈と判定されます。

赤ちゃんの心拍が落ち続けることは、つまり赤ちゃんが酸欠になっていることを表します。その結果、脳や各臓器がダメージを受け、最悪、赤ちゃんが脳性麻痺になったり亡くなってしまうことさえあります;;

この時間、産院は午後の外来診察中でしたが、外来担当外の若手医師が来てくれて、エコーで私の胎盤や臍帯の位置を確認してくれました。胎盤は低位置(お腹の左下あたり)にあり、臍帯もゴチャっと固まるなど、胎盤や臍帯の位置があまり良くない様子;; 私自身は、この時点で帝王切開になる可能性を覚悟していました。

酸素吸入

バルーンが外れて2時間しか経っていませんが、陣痛は早くも2分間隔になり、子宮口の開きも8cmに! やはり、初産にしては、お産の進み早いようです。赤ちゃんの頭が子宮口をグイグイ押し始め、経膣分娩のクライマックスに差し掛かろうとしたその時! 赤ちゃんの心拍がさらに落ちてしまいました~っ><

ベテラン医師が駆けつけてきて、助産師さん達の動きも慌ただしくなってきました。赤ちゃんにより多くの酸素を供給するため、私への酸素吸入がスタートし、陣痛(子宮収縮)による胎盤や臍帯の圧迫(赤ちゃんへの血流低下)を緩めるために陣痛促進剤の投与も一度中断。

外出していた夫を呼び戻すべく電話をかけるよう、アグレッシブな助産師さんに指示されましたが、強烈な痛みが1分毎に押し寄せるなか、スマホを操作して会話をするのは困難でした><

心の中で、この助産師さんをドS認定しながらw、あと1プッシュで夫に電話をかけられるところまで、何とかスマホを操作できました。しかし、痛みに耐えながら話すのはさすがに厳しかったので、助産師さんにスマホを渡して通話をお願いしました^^;

夫と連絡がついた直後、ベテラン医師がドS助産師さんに「どうして夫さんを帰したの!?」と問い詰めていました>< その様子から、もしかして赤ちゃんは(私が思っている以上に)危ないのかな!?と不安になりましたが、最終的に夫を帰す選択をしたのは助産師さんではなく私なので、医師に、痛みを我慢しながら途切れ途切れに「こんなに…お産が早く進むとは…思って…いませんでした…」と伝えました。マンガなどで瀕死のキャラクターが途切れ途切れに発話するシーンがありますが、体が痛い時って本当に少しずつしか話せないんですね~;;

幸い、夫は病院のすぐ近くまで戻ってきていたようで、この15分後くらいに病室に着きました^^

胎児圧出・吸引分娩からの超緊急帝王切開へ

ドS助産師さんが、夫に今の状況(赤ちゃんが苦しくなってきたため酸素吸入していること等)を説明してくれました。この時、陣痛が少しマイルドになり、赤ちゃんの心拍も小康状態を保っていましたが、陣痛促進剤の投与を再開したところ、強い痛みとともに、心拍も再び低下! この時、分娩監視装置から吐き出される胎児心拍数のグラフをチラッと見たところ、本来直線で描かれるはずのグラフが途切れ途切れになっていました><

お産の進みが早すぎるなか、陣痛促進剤の投与により過強陣痛が起こっている可能性が浮かびましたが、結果は、赤ちゃんの体位が悪く、赤ちゃんが自ら胎盤や臍帯を圧迫することで酸欠=心拍低下を引き起こしていたようです;;

これ以上ゆっくりしていると赤ちゃんが保たないと判断され、医療の助けを借りてサッサと出す(急速逐娩)ことになりました。折角病室に戻ってきた夫は、ドS助産師さんに「ダンナさん、外!」となかなかの剣幕で早くも病室から出されてしまいましたw 以降、夫は出産に立ち会えませんでした;;

子宮口がほぼ全開で、赤ちゃんの頭に押される感覚もあったため、まずは胎児圧出&吸引分娩を試みることに。陣痛が来たときにいきみましたが、同時にグイグイ押されるお腹がこれまた痛くて>< あまりの激痛に涙が出てきましたよっ;; 瞬間的な痛さは、今回のお産No.1です!

痛みに耐えるために目をギュッと瞑ると、ドS助産師さんが「目、閉じちゃダメ!」と言いながら、指で強引に私の目を開くではありませんかw 目を開けながら痛みに耐えていきむのも、これまた難しいですね~;; さすがドS助産師さん!

吸引分娩は1回のみのトライでしたが、赤ちゃんが出て来そうに無かったため(赤ちゃんの脚が胎盤に引っかかっていたようです><)、最後の手段、緊急帝王切開に切り替わりました。適応は、胎児機能不全(赤ちゃんが酸素不足になっている状態)&胎盤機能不全(酸素や栄養が赤ちゃんに届かなくなる状態)でした。まるで「鶏が先か、卵が先か」ですね><

赤ちゃんの娩出を急いでいたためか、手術の説明はほとんど無いまま(「赤ちゃんが苦しがってるから切って出します」程度)、同意書に何とかサインした後、ストレッチャーに乗せられて手術室に運ばれました。お腹の痛みに耐えながら、手術の不安よりも「医療ドラマとかでよく見るシーンだw」と思いつつ、赤ちゃんの無事を祈っていましたね~。

娘、誕生!

手術室で、オペの準備が急ピッチで進んでいきます。病衣を脱がされた後、横になって背中を丸めるよう指示されましたが、ちょうど陣痛が来てしまい、少し手間取ってしまいました;; 痛みが引いて背中を丸めた直後、背中に針を刺されました。直前に陣痛が来ていたためか、医師の手際が良かったのか、針を刺された時の痛みは、ほとんど感じませんでした。この直後、唐突に意識を失いました><

麻酔は、腰椎麻酔と全身麻酔の併用で、腰椎麻酔を背中に打った後、静脈から全身麻酔を打たれたようです。目覚めた直後は、良く効く腰椎麻酔だなぁ~と思っていましたが、後に全身麻酔だった事が判明w 決して、今話題の麻酔トラブルではありませんよっ! とはいえ、麻酔をかける前にヒトコト説明が欲しかったですね~>< 繋留流産での子宮内容除去術の時は説明してくれたので(同じ麻酔科医)、今回は超緊急、説明をすっ飛ばすほど急いでいたのでしょうw あるいは、陣痛中に聞き逃したのかも…。ちなみに、腰椎麻酔を併用すると、術後の痛みがより和らぐとのことです^^

目を覚ました時は、まだ手術室でした。遠くの方で赤ちゃんの泣き声が聞こえたので、「お、生まれたのかな!? 無事で良かった!」と思いましたが、まだぼんやりする頭で周囲の音を注意深く聞いてみると、どうやらオペはもう終盤、一番外側のお腹の皮を縫っているようでした^^;

赤ちゃんも、生まれてから既に十数分経過していた模様www 産声が聞けたと、ぬか喜びしてしまいましたよっ! 当然、ドラマ等でよく見る「生まれました、おめでとうございます!」という感動のご対面もありません>< その代わり、気を利かせてくれた看護師さんが、赤ちゃんを私の頭の横に運んできてくれて、借りてきてくれた夫のデジカメで赤ちゃんとの2ショット写真を撮ってくれました^^

全身麻酔だから産声が聞けなかったのは仕方ありませんが、麻酔から覚めた時、予想以上に時間が経過していたのは新鮮でしたね~! ほんの一瞬だけ寝ていたつもりが、実際はもっと時間が経過していました。昼寝から目覚めるのとは全く違う感覚ですw

こうして、バルーン挿入からわずか4時間半後にして急速遂娩決定から約40分後、何かと慌ただしい展開でしたが、無事に2770グラムの娘が生まれました~^^!

娘との写真撮影後は、ウトウトしながら手術が無事終わるのを待っていました。どうやら、ベテラン医師がお腹の縫い方を若手医師に指導していたようで、時々、ベテラン医師が「そう」「違う」と言っているのが聞こえてきました。

「そう」はともかく、「違う」って何よ~w 全身麻酔だからといって私を練習台にするなんてwwwとツッコミたくなりましたが、ボ~っとする頭と酸素マスクにはばまれましたw 若手医師の手技向上=医療の進歩に貢献できたとポジティブにとらえましょう♪ その後、手術も無事に終了しました^^

今回のお産は、バルーンによる子宮口拡大、早期破水、陣痛促進剤投与、2分間隔の陣痛、胎児圧出・吸引分娩、超緊急帝王切開と、まさにお産のフルコース状態w 私は自他共に認めるドMですが、お産でもドMっぷりを発揮してしまったようですwww ちなみに、出血量は羊水込みで930mLでした。

緊急帝王切開には、緊急度に応じたグレードがあり、私の場合は最も緊急度が高い超緊急帝王切開(グレードA)でした。全身麻酔は赤ちゃんへの影響がありますが、生まれるまでの速さを優先して、超緊急では全身麻酔になるケースが多いそうです。手術方法も、通常の帝王切開とは異なり、剃毛を省略したり消毒を簡易的に行うなど、スピードを重視した流れになります。超緊急帝王切開は全体の分娩数のわずか1%前後ですが、母児の救命率を上げるために定期的な訓練を行っている病院もあります。

ちなみに、今回の帝王切開が超緊急だったことを知ったのは、退院の数ヶ月後! 生命保険請求のために、産院に診断書発行を依頼したときの雑談で、ようやく知るところとなりましたw 入院中にあえて伝えなかったのは、私の不安を煽らないための配慮だったのかもしれません♪

娘は重症新生児仮死でしたが復活!

娘は、生まれた十数分後には元気に泣いていましたが、後日、説明してくれた小児科医の話によると、生まれた直後はまったく泣かずにぐったりしている仮死状態だったとのこと><

赤ちゃんの元気度を表すアプガースコアの1分値は、10点満点中たったの3点で、新生児仮死(重症)と診断されてしまいました;; これは、生後、本格的な蘇生を行わないと、予後不良になったり、命が危ぶまれる状態です><

蘇生措置のお陰で1分後くらいに泣いてくれて、何とか復活! その後も元気になってくれて、アプガースコア5分値は8点、10分値は9点と、無事に回復しました♪

どうやら、酸欠により一時的にぐったりしていただけのようです。生まれた直後は、酸欠の影響として、羊水混濁+、血中GOT・GPTが400~400IU/L、血中CKが約4000IU/Lにもなり、尿の出も悪かったですが、いずれも数日後に回復! 頭部エコーや胸部X線検査でも問題となる所見はありませんでした^^

産院スタッフの皆さまに迅速に対応いただけたお陰で、今のところ酸欠の後遺症もありません。有り難いですね! スタッフが揃いやすい平日の午後というタイミングもラッキーでした。

もし、休日や夜中などの診療時間外に赤ちゃんの心拍が落ち、スタッフが集まるまでに時間を要していたら。もし、一度帰宅し、病院に着くまでに心拍が落ちていたら。もし、赤ちゃんを取り出すまでに時間がかかっていたら。今とは違う結果になっていたかもしれません>< 場合によっては、分娩の際に酸欠状態が続くことで重度脳性麻痺になってしまい、産科医療補償制度のお世話になっていたかも…。

こうして、私の出産は何とか無事に終えることができました^^ それにしても、お産は何が起こるか分かりませんね~っ!

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haniwaのヒトコト

3年前に稽留流産した時、胚の心拍は一度確認できたものの、心拍数が遅く、医師に「心拍数が遅いので育たないかもしれない」と告げられていました。今回、心拍数が落ちた時にも、繋留流産をした時の事をつい思い出して不安になりましたが、無事に生まれてホント良かった!

今回のお産で私が得た教訓は以下♪

  • お産は何が起こるか分かりません>< 万が一母子の状態が急変しても対応できる(高次医療機関との連携も含む)産院を選びましょう!
  • 分娩スタート後に夫が外出する場合、行き先はすぐ病院に戻れる場所にしましょう!
  • 赤ちゃんの心拍が落ちて回復しなくなってきたら、サッサと産みましょう!
  • 赤ちゃんが無事に生まれさえすれば、産み方なんてど~でも良いです。経膣分娩礼賛などの心無い妄言は全スルーしましょう!
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