お局様に嫌われない方法を指南するサイトは沢山ありますが、嫌われても働き続ける方法はあまり見かけません。そこで、今回は、お局様に嫌われながら働き続けるための5つの対策を考えてみました。
1.「お局様に嫌われているかもしれない」ではなく、「お局様に嫌われている」と認識しよう!
「嫌われているかもしれない」という考えは、逆に言えば、「嫌われていないかもしれない」という希望を含み、お局様の一挙一動が気になり、そのひとつひとつに落ち込んだり喜んだりしてしまいます。そうなると冷静な対応が出来ず、お局様に付け入る隙を与えてしまいます。
「お局様に嫌われている」と認識することは、一種の「割り切り」ですが、お局様の言動を客観視でき、対策を考える余裕も出てきます。
2.お局様から受けた不利益や嫌がらせをメモしよう!
お局様の行動を証明するための大きな武器です。内容だけではなく、日時や場所、他に誰がいたかなども客観的に記しておきましょう。特に、直属の上司や同僚が同席していたかどうかは忘れずにメモ! イジメの現場に同席していた場合、相談しやすくなるとともに、逆に、イジメを見逃していたという管理責任を問える場合もあります。
3.お局様以外の上司や同僚に相談できる雰囲気を作っておこう!
これは重要なポイントです! くれぐれも、職場のメンバー全員に「お局様にイジメられて当然」と思われないよう気を付けてください。 お局様にはもちろん、対策を行わない上司への逆切れもタブー。日ごろから自身の仕事をシッカリ行い、仕事の上での信頼を得ておきましょう。
4.上司や同僚の目の前であからさまな不利益を受けたらチャンス! 時間が経たないうちに上司や同僚に相談を持ちかけよう!
「お局様にいじめられています!」と単刀直入に言ったり、お局様の気になる言動をいちいち報告しても、「そういう事をする人じゃない」や「後輩のお前が我慢しろ」という心無い反応をされるかもしれません。
そのため、上司の目の前でいじめられたなど、誰が見ても酷いと思う対応をされた後に、上司に「お時間宜しいでしょうか。ご覧になったと思いますが、先日の○○さん(お局様)の対応が、ちょっと引っかかるのですが・・・」と控えめに相談すると良いでしょう。
普段から信用を得ていれば、むげにされる可能性は低いです。この時、引っかかっているのはあくまでお局様の「ひとつの行為」であり、「人格そのもの」ではない事も加えましょう。人格そのものではなく、いち言動への相談である事が分かると、話を聞いてもらいやすくなると同時に、「あの人はそういう人じゃない」という否定もされにくくなります。
さらに、可能であれば、現場を見ていた上司自身がどう感じたのかも聞きましょう。聞き方は「私はこう感じましたが、客観的に見てどう思いますか?」などが良いでしょう。上司から一定の信頼を得ており、普段から話しやすい関係ができていれば、「あの人の言動はそういう部分あるかもね」という控えめな肯定が聞けるかもしれません。
もちろん、反論されたときのために、今まで受けた嫌がらせメモも忘れずに。私の経験上、「今までは私の気のせいかと思い、相談していませんでしたが、実は過去にこういう事もありました」は結構効きます。
5.何かがあった時、上司や同僚がガツンとお局様に注意してくれる約束をとりつけよう!
お局様からイジメを受けていると認めてもらえたらあと一歩。快適な職場生活を送るためにも、上司からお叱りの約束をとりつけましょう♪
波風を立てたくない上司は多いです。また、上司がお局様に直接注意することで、お局様に「○○(私)がチクったのね」と悟られ、関係がより悪化する可能性もあります。
そこで、上司の目の前でお局様が理不尽な原動力をした時、すぐさま注意してもらう約束を、上司に取り付けましょう。これにより、私がチクる可能性を無くし、お局様に、自身の言動が上司から見てもおかしい事を認識してもらえます。
この対策の欠点は、小さなイジメはスルーされてしまう可能性が高い点です。イジメを我慢できる精神的余裕がある場合は良いですが、精神的に参っている場合はオススメできません。その場合は、上司、あるいは労働相談所などしかるべき所にパワハラ相談としてもちかけましょう。
職場で泣き寝入りしないために、日頃から記録を取っておくことをオススメします。
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haniwaのヒトコト
今回ご紹介した対策は、私の実体験を元にしており、すべての環境で有効であるとは限りません。人が変われば、最適な対策も変わります。
大切なのは、働きやすい職場環境は自分で作るという事です。「上司がお局様を叱ってくれない」と嘆くのではなく、叱ってもらえる環境を自分の手で作りましょう。お局様との全面対決は、勝っても負けても後味が悪くなるためオススメできません。
一番の問題は、お局様の行動を改善できずにいる職場(上司)のマネジメント不足です。いっこうに改善されなければ、転職も視野に入れましょう。