会社でスケープゴートにされている人の兆候と対策3つ


会社などの組織では、いわゆるスケープゴート(引き立て役)がしばしば生まれます。

組織の安定運営のためには必要だと主張する人もいますが、裏を返せば、スケープゴートが居ないと組織をまとめきれない己の無能っぷりをさらけ出していますね。

無能な上司の犠牲となって引き立て役にされる人は、たまったものじゃ〜ありません。自分がターゲットにされていなくても、引き立て役がいる職場では、いつ自分が生け贄にされるか毎日怯えて仕事することになります。

当然、仕事の質は低下し、精神衛生的にも好ましくありません。パワハラなど、他の問題を併発していることもあります。

スケープゴートにされる人は、会社での立場が弱いことが多く、自ら組織を変えることは難しいです。

そこで、今回は、スケープゴートにされるのを防ぐために、会社でスケープゴートにされている人の兆候と、スケープゴートから逃れる方法を3つずつあげてみます。

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会社でスケープゴートにされている人の3つの兆候

ブラック企業や職場のハラスメントがマスコミなどで大きく取り上げられている最近は、あからさまに生け贄にされることは少なくなりましたが、微妙な言動の変化で「アレ、私って引き立て役にされているのかな?」と思える事もしばしば。

単なる思い込みなら取り越し苦労で笑い話のネタにできますが、そうでなければエスカレートする前に対策しましょう!

1.「ああ言えばこう言う」式で意見を後出しされる

複数のメンバーで似たような提案を行なった際、他のメンバーの案には「そのアイデア良いですよね」とベタ褒めする人が、アナタの案には重箱の隅をつつくダメ出しをするなら要注意! アナタの考えを聞いた後で、ネガティブな意見を後出しする場合も同様です。

個人対個人なら、単に相性が悪いだけかもしれませんが、複数のメンバーからこのような扱いを受けているなら、組織的にターゲットにされている可能性があります。

また、今はまだ組織的にターゲットにされていなくても、アナタばかり反論されているのを見た周りの人が「アナタは良いカモだ」と思い込む可能性も。

「アナタは無能である」という印象操作に気をつけましょう

2.担当業務に関係する情報を与えられない

アナタが担当する業務について、指示や指摘は遠慮なく伝えられる一方で、重要な情報が伝えられなかったり、意見を求められないなど、情報が一方通行になっているなら要注意

新人や下っ端など、立場によっては仕方が無い部分もありますが、アナタが意見を出せないことを利用され、アナタの知らない所で勝手に悪者にされている可能性があります。

例えば、上司の指示で行った仕事が上手く行かなかった場合、失敗の責任を上司ではなくアナタにあると決め付ける一方で、アナタには意見を述べる機会をいっさい与えないなど。

個々のメンバーにとどまらず、本社が支社に責任を押し付けるなど、組織的な構図になっている事もあります。

3.他愛も無い雑談を振られない

次のスケープゴートに選ばれてしまうことを怖れるためか、スケープゴート役の人からは、少しずつメンバーが離れていき、誰も近づかなくなります

もし、アナタが周囲のメンバーにスケープゴート役と認識されているなら、あえて親しくならないために、雑談も振られなくなります。

特別な理由も無く、アナタだけ雑談に入れてもらえないようなら、気を付けた方が良いでしょう。

スケープゴート役に対しては、これらの兆候がセットで見られることが多いです。つまり、情報を与えず、意見を言わせない環境で、ダメ出しや責任転嫁は執拗に行い、職場メンバーからハブられるという形ですね。ターゲットにされた人は、相当キツイです。

スケープゴート役から逃れる3つの方法

スケープゴートは一種のパワハラ。このような役を生み出し、それを良しとしている職場では、正攻法は通じません。

相手が変わることを望んではいけません。自らが変わるのです!

「人生イコール仕事ではない」という割り切りを早めに身に付けるとともに、複数の収入源を確保してリスクを分散させましょう。

1.良い人ぶることを辞め、狡猾に立ち振舞う

スケープゴート役にされたり、されそうになった場合は、まずはじめに狡猾さを身に付けましょう。立ち回りの上手さと言いかえることもできます。

スケープゴート役は、上司の無能さを隠したり、他のメンバーを引き立てる効果があることから、スケープゴート役がいることで美味しい思いをしてきたメンバーは、このシステムを何とか残そうとします。

このような職場では、直球で「スケープゴートをやめてください」と訴えても、メンバーの立場の安泰を保つために、「お前のためを思って指導しているんだ」などと適当に濁されて引き続きスケープゴートにされるのがオチです。正攻法が通じないと書いたのもそのためです。

職場のネチッコイ問題の解決には、正論を訴えるよりも、良い人であることを辞めてズル賢く立ち回る方が効果的

学校では正論が良しと教えられてきましたが、残念ながら、会社では正論が通じる事は多くありません。

「狡猾に振舞うなんて良心が痛む」という方もいらっしゃるかもしれませんが、会社で働く最低限の目的は金銭を得るいち手段に過ぎません。「仕事は自己実現の手段!」という高尚な理想を持っていても、スケープゴート役がいる会社や、無能な上司の下にいる限りは、理想の実現は難しいでしょう。

アナタがスケープゴート役にされそうな場合は、印象操作を狙った質問には適当に濁し、仕事を淡々かつキッチリ行ったうえで上司にも取り入り、さらに外部機関に職場の現状を相談するなど、「ワタシを敵に回すと損するわよ」というオーラを早めに身に付けることをオススメします。

2.開きなおる

誰かが悪者にされるような環境なら、「必要最低限の事しか行わない」と開きなおるのもひとつの方法です。

もしアナタがスケープゴートにされているなら、ノルマをクリアするなどして会社の期待に応えても、「できない奴」というレッテルを貼るために、次はさらに重いノルマを課せられるだけでしょう。

そうならば、会社への期待は諦めて、サッサと仕事を片付けて、空いた時間を自分のために有効活用しちゃいましょう。個人的には、複業への活用がオススメです♪

3.複数の収入源を確保する

これが最重要ポイント! ブッチャケ、いつでも逃げられるよう準備しておくということですね。

今は大企業にもリストラの嵐が吹き荒れ、工場が日本国外に続々と脱出しているのはご存知の通り。ホワイトカラー職でさえ、今後は国外に委託するようになると言われています。さらに、年金制度も破綻が予想され、アラサーの私でさえ、支払額より支給額が少なくなると言われています。一方、2025年まで増税のオンパレード!

このような状況で、収入をひとつの組織に頼るのはハイリスクと言わざるを得ません。
それにも関わらず、多くの企業では複業が禁止されています。リストラを行ったり、従業員を使い捨てにしたり、各種パワハラを行うくらいなら、サッサと複業OKすれば良いのに~、と私はいっつも思っていますが、ひとつの会社に従業員を縛り付け、不利な条件を呑ませて都合良く使うためには、複業禁止は必要なのかもしれませんね(毒)。

会社以外に稼げる手段を持つことは、とっても重要ですよ!

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