エアコンの室外機やボイラーなどから発せられる不快な騒音や振動。
一度気になってしまうと、なかなか忘れる事ができません。夜中に鳴る場合は、不眠やストレスの原因になってしまうことも。そうなると、以下のニュースのように、日常生活が快適におくれなくなってしまいます;;
風力発電止めてと仮処分申し立て…騒音で不眠
申し立てによると、大河さんは、自宅から約350メートルの場所に、同社が風車1基(出力1500キロ・ワット)を設置した直後から、騒音で不眠、首や頭の痛みといった症状が出るようになったと主張。現在、夜間は約5キロ離れたアパートで暮らしているという。
騒音の環境基準(室外)は夜間で45デシベル以下で、風力発電施設の騒音・低周波音に関する環境省の報告書は35デシベルを目標値とした。環境省が09年11月に行った測定では大河さん宅の騒音レベルは約47デシベル、昨年6月に田原市が行った測定では45・3デシベルだった。大河さんは「泣き寝入りしている人は多いはず。自分だけでも問題を訴えたい」と話している。同社は「申し立ての内容を読んでいないのでコメントできない」としている。
(2013年8月27日00時08分 読売新聞)
そこで、今回は、そのような騒音・振動のリスクを少しでも軽くするための対策を書いてみます!
1.騒音問題が起こりそうな物件を避ける
問題物件をあらかじめ避けることができれば、それに越したことはありません!
家の間取り、特に、寝室、トイレ、エアコン室外機、ボイラーの位置をあらかじめ確認する
例えば、私の家は集合住宅(社宅)ですが、寝室は、以下の画像のようにエアコン室外機とボイラーに挟まれるように位置しており、寝ている時に騒音や振動が伝わりやすい構造になっています。
特に、ボイラー音は隣家に聞こえるほど大きいため、入居する際に、午後11時以降はなるべくボイラーを使わないように言われました^^;
しかし、私の上階に住む方はお構い無しに使っています。上階の騒音や振動は、床をつたって下の階に響きやすいのか、上階から響いてくるボイラーの重低音は、普段地震がきても起きないくらいの私が目を覚ますほど! また、エアコン室外機の音も侮れません。こちらも壁伝いに重低音が響いてきます。
自分の家で出る音ならまだしも、他人の家から出る音はコントロールが難しく、イライラも溜まりやすいです。しかし、私の場合、上階の住人は上司であり、立場上改善してほしい旨を伝えにくいため、別の部屋で寝る事を検討しています;; (最近、職場でのパワハラが問題になっていますが、このような、社宅での我慢もあるのでしょうね。)
他の部屋に逃げられない場合は、ボイラーなどの騒音・振動からも逃れられず、夜に稼働されれば不眠の原因にもなりかねません。
このような物件は、部屋の見取り図を確認するなどして、あらかじめ避けたいですね!
道路、線路、店舗、隣家の室外機の位置をチェックする
車や列車が走る音は意外と響きますが、そこに住んでしまった以上、これらはどうしようもありません。幹線道路や、列車の往来が頻繁な線路、コンビニやパチンコ店などと近い物件は、ある程度の騒音を覚悟しておいた方が良いでしょう。騒音を避けたいなら、多少不便でも道路や線路からある程度離れる事をオススメします。
また、隣家の騒音も要注意! もし騒音に迷惑することになっても、ご近所付き合いを考えるとクレームを伝えにくいですよね^^; 隣家の騒音源で見つけやすいものといえば、エアコンやボイラーの室外機。もし、隣家の室外機が自分の家の近くに設置されている場合は、稼働音が聞こえてくる可能性があります;; 寝静まった夜に響く室外機の音は不眠や近隣トラブルの原因になりやすいため、気になる方は物件見学の際にチェックしましょう♪
マンションや集合住宅の場合は、隣家と接している壁にも注目しましょう。自分の家と隣家の間に、クローゼットや踊り場などの空間が無い場合、音はダイレクトに響きます。ちなみに、鉄筋コンクリートより木造の方が音が響きやすいです。
遮音性を高くした物件もありますが、実際どこまで遮音できるかは未知です。物件を見学した際、壁を軽く叩いて反響をチェックしても良いでしょう。軽い音が響く場合は、壁の内部に空間があり、音が伝わりやすい可能性があります。
2.入居後に騒音・振動が気になった場合は、故障を心配する声を管理人あるいはメーカーに伝える
エアコンやボイラーなどの騒音・振動がうるさく、かつ違う部屋に逃げられない場合は、管理人あるいはメーカーに相談してみましょう。相談先は、賃貸なら管理人、自ら購入した家なら騒音源のメーカーです。
相談の仕方としては、「前よりも音が大きくなっているように感じますが、故障でしょうか」など、故障を心配する素振りで相談すると良いでしょう。隣家の騒音・振動がうるさい場合は、自分が音を出してしまった時にクレームをつけられることを防ぐためにも、このような角が立たない伝え方がオススメです。
あまり期待してはいけませんが、もしかしたら無料で改善してくれるかもしれません!
3.外部機関の情報を活用する
なんと! エコキュートは過去に騒音問題による訴訟が起こっているようです。
上の動画によると、エコキュートのヒートポンプ音は40dB前後ですが、低周波が問題になっています。低周波によるノイローゼで自殺者も出ているのだとか! 通常の騒音と低周波による騒音では、人体に与える影響も異なります。
低周波音を発するのは、自動車、電車、飛行機、業務用のエアコンや、冷凍庫などで、耳に入っていても気づかずにいることが多いのですが、長期間、低周波音にさらされていると、頭痛、イライラ、不眠、肩こり、動悸(どうき)、耳鳴り、しびれ、だるさ、微熱、食欲不振などの不定愁訴がおこるといわれます。
また、ご自身でエアコンを購入される際の参考情報として、エアコントラブル対策室には「2013年モデル室内機・室外機の音比較」が掲載されています。
これによると、室外機の音が小さなエアコンは、三菱MSZ-ZW223(44dB)、パナソニックCS-X223C(44dB)、富士通AS-Z22C(44dB)のようです。静音モードがついている機種を選ぶのもひとつの方法ですね。
住まいるダイヤルの騒音トラブル相談事例を解決の参考にするのもアリ。例えば「騒音」で検索してみるとこんな感じ!
4.自分で直したり、防音機能がある材料を使う
工作好きの方にとっては、楽しみながら改善できて一石二鳥!? 例えば、ゴムを重ねてエアコン室外機の下に敷くなど。住宅トラブル解決会社が近くにあれば、そちらに相談しても良いかもしれません。
こんなに変わる!防音対策の凄さ!(音有り)
外部の騒音対策として、窓による防音も一案ですね。
このサッシを使う事で、騒音が約20dBも低減するようです。道路や線路が近いなど、外部の騒音対策には良いかもしれません。
ノイズキャンセル機能があるヘッドホンを使う
もっともお手軽な対策と言えるかもしれません。私も実践しています^^
BOSEの製品は、騒音の逆波長の音を出すことで騒音を消しているため、音楽を流さずにかけているだけでも静かですよ♪
騒音カット機能があるスピーカーが開発されれば、きっと売れるでしょうね~^^!
haniwaのヒトコト
住まいの騒音問題は、場合によっては生活にも支障が出てくるので、何とか回避したいところ。
私は、学生時代以来4回ほど引っ越しをしていますが、安物件ばかりだったためか、どうしても音は気になりましたね><
今住んでいる家のお陰で、寝室と騒音源の配置は非常に大切だと痛感しました^^;