2017年2月に長女を出産しました^^
そこで、記録も兼ねて、妊娠~出産の体験記を書いてみます♪ 今回は妊娠経過編! ひとつの記事にまとめたため、約5000文字の長文です><
背景
- 出産時35歳以上
- 初産
- BMI25(ギリギリ肥満妊婦;;)
- 子宮後屈(子宮が背中側に傾いている)
- 妊娠前に治療中の疾患は無し
- 2014年6月稽留流産(妊娠8週頃・子宮内容除去術を受けた)
出産は、経膣分娩中(子宮口8cm)に赤ちゃんの心音が落ちてしまい、胎児機能不全・胎盤機能不全による超緊急帝王切開となりました。以下記事をご参照♪
妊娠初期(~4ヶ月):平穏なつわり・早くもあらわれたむくみ
妊娠4ヶ月頃まで、「眠りづわり」がありました。フルタイムで仕事をしている平日は眠気に何とか耐えていましたが、休日は約3時間もの昼寝をしていました^^; 日頃から、妊娠による(眠気による)判断力の低下を感じていたため、ドライブする時は、念のため、1時間運転する度に30分~1時間の仮眠をとりました。吐きづわり等、他のつわりは、幸い全くありませんでした♪
妊娠4ヶ月(14週)頃、自覚症状はありませんでしたが早くも脚がむくんでおり、利尿作用のある漢方「五苓散(ごれいさん)」を処方されました。医師いわく、妊娠初期に五苓散を処方される妊婦は珍しいとのこと>< この頃は1日数時間もの立ち仕事をしていたため、むくみの原因は長時間立っていることだと思っていましたが、その後、仕事がデスクワークになってもむくみはなかなか引かず、五苓散も妊娠中ほぼずっと処方され続けました;;
参考:
妊娠中期(5~7ヶ月):虫歯の治療・貧血になり鉄剤を飲用
妊娠6~7ヶ月の頃、虫歯を4本治療しました>< 妊娠の約半年前に歯の定期検診を行っていましたが、妊娠による口腔環境の悪化(女性ホルモンの増加により唾液が減少し、口内が酸性化することで虫歯菌が増殖しやすくなる)は、私の想像以上でした;; わずかな歯の隙間に食べカスがたまり、一気に虫歯になっていたようです。さらに、歯肉炎にもなっていました><
予約でいっぱいの歯科医院でしたが、何とか都合を付けてくださり、1ヶ月間で一気に治しました。歯の治療のため、胎児に影響が少ないとされる麻酔を2回使い、歯のクリーニングを2度(妊娠7ヶ月、9ヶ月時)行いました。
妊婦の口腔環境の悪化、甘く見てはいけませんね~>< この後、デンタルフロスを買いましたよ!
妊娠7ヶ月(24週)、妊娠初期に基準値(正常値)以内であったヘモグロビン濃度(11.9g/dl)が、基準値を少し下回っていた(10.6g/dl)ため、鉄剤(クエン酸第一鉄Na錠)を処方されました。
同じ週、インフルエンザ4種混合ワクチン(死菌)を打ちました(死菌は妊婦に打ってOK!)。私は、幼児期にインフルエンザワクチンを打った後、1週間くらい発熱したため、以降インフルエンザワクチンは打ってきませんでした。しかし、妊娠後期~出産がちょうど冬だったため、恐る恐る接種>< 今回も発熱しないか心配でしたが、大人になって体質が変わったのか発熱しませんでした^^ ちなみに、私が通っていた産院は、インフルエンザに罹ってしまうと面会できなくなってしまうため、念のため夫にも打ってもらいました。
参考:
妊娠後期(8ヶ月~):膀胱炎・静脈弁機能低下・妊娠高血圧症候群の一歩手前で一気にグダグダに;;
妊娠8ヶ月(28週)に、数日だけ実家に帰省しました。その際に食べ過ぎてしまい、2週間で1.4kgも太ってしまいました~っ>< 助産師さんから至急の栄養指導がありましたが、一時的な食べ過ぎということで様子見になりました^^; その後、クリスマスとお正月を控えていましたが、食べすぎないように気を付けた結果、急激な体重の増加を防ぐことができました♪
ずっと続くむくみの原因を探る
妊娠9ヶ月(34週)頃には、むくみが酷くなってきました;; ほぼずっと漢方薬を飲み、塩分摂取も気をつけてきましたが、むくみが改善しないのは他の病気が隠れている恐れがあるということで、むくみの原因を探るために、尿沈渣検査と血液検査を行いました。
結果、尿沈渣検査は細菌が陽性でした>< 膀胱炎が疑われ、むくみの一因になっている可能性が高いとのこと。妊婦に影響の少ない抗生剤(アジスロマイシン錠 250mg×4錠)が処方されました。
この抗生剤は4錠すべてを一度飲むだけで、7~10日間作用を発揮しますが、私には合いませんでした;; アジスロマイシン錠の飲用約4時間後、激しい腹痛におそわれ、ものすごい量の下痢が出ました>< その後数日は便が出ず、腹痛もありませんでしたが、飲用4日後の夜から翌日の朝にかけて再びお腹が痛くなり、軟便が出ました。飲用5,6日後の夜も同様で、毎夜、数時間もの腹痛に耐えるハメに。飲用7日後の腹痛を最後に、ようやく収まりました。計5日間、長時間の腹痛におそわれたアジスロマイシン錠には、もう二度とお世話になりたくありませんね~っ!
血液検査の結果でも、Dダイマーの値がやや高くなっていました(具体的な値は失念);; 血栓ができている恐れがあるということで、脚の静脈の詰まり具合をエコー検査で確認。幸い血栓は発見されませんでしたが、血管の弁の機能が落ちて血液が逆流しかかっているとのこと>< 静脈瘤予防&むくみ解消のために、着圧ソックスの使用を勧められました。私は以下を使ってみましたよ!
鉄剤(注射)のビジュアルにビビるw
また、この時期は真冬でしたが、脚が冷えており血色も悪いということで、鉄剤「フェジン」(注射)を打たれましたw 注射の鉄剤って、赤褐色の見た目がまるで血液みたいでチョット不気味ですね~>< そんな液体が太い50mLシリンジにタップリ入っているので、ビジュアル的な威圧感がありますw 今回が初の鉄剤注射でしたが、「えっ、こんなにたくさん注射するの!? 心の準備がっ!」ってチョット焦りましたよwww その甲斐あってか、これまで低かったヘモグロビン濃度は、一気に基準値まで回復(11.8g/dl)しました♪
妊娠9ヶ月(35週)から、妊婦健診の度にNST(ノンストレステスト)を受けました。お腹が張りやすいとは言われましたが、赤ちゃんの心拍は異常ありませんでした♪
妊娠高血圧症候群の一歩手前に!
妊娠10ヶ月(38週)、産院に着いた直後に測定した血圧が137/87mmHgをマークし、浮腫(むくみ)・尿蛋白ともに+-になったことから、妊娠高血圧症候群の一歩手前になってしまいました~っ>< (膀胱炎の治療として抗生物質アジスロマイシンを飲用し、着圧ソックスを着用しても、むくみは続いていました;;)
妊娠高血圧症候群は、「妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧がみられる場合、または、高血圧に蛋白尿を伴う場合のいずれかで、かつこれらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものでないもの」と日本産科婦人科学会により定義されています。この症候群は、単に高血圧になるだけでもヤッカイですが、母子の状態をさらに悪くする合併症も侮れません>< 子癇(けいれん)、脳血管障害、常位胎盤早期剥離、HELLP症候群、肺水腫など、いずれも命が危ぶまれる疾患です;; 妊娠中だけではなく、産後12週間の間に発症することもあり、妊娠中における一番の治療方法は、赤ちゃんをサッサと出すことです。たかが高血圧と甘く見てはいけませんね~っ(自戒を込めて><)!
私の血圧は、その後、10分ほど安静にして再測定したところ120/80mmHgに落ち着いたため、高血圧判定(上140mmHg以上or下90mmHg以上)は何とか逃れられました。医師によると、この頃は真冬で、外気温もマイナスだったため、外気の寒さで一時的に血圧が上がった可能性が高いということでした。
しかし、これまでの血圧も上は130近くをウロウロしており、母が高血圧で降圧剤を飲んでいます。念のための措置として、医師により、自宅で1日3回血圧を測定し、高値をマークしたら即産院に連絡するよう指示され、さらに、次の検診でも血圧が高いなら管理入院も検討すると言われてしまいました;; この頃行っていた軽い運動(室内でのスクワットや踏み台昇降)も、もちろんドクターストップです><
私は血圧計を持っていなかったので、すぐに買いに行きましたよっ! 手首で測れる簡易式の血圧計にしてみました。この後は、家で安静にしていたお陰か、幸い血圧は下がる傾向になり、管理入院も回避できました^^
いよいよ出産間近!
妊娠39週になり、出産予定日まであと数日に迫ったときの検診にて。産院では妊娠41週目に突入したら分娩を誘発する方針でしたが、私の場合は「リスクを考慮したらあまり待たない方が良い、予定日まで生まれる兆候が無ければ、その翌日に診て今後どうするか検討しよう」ということになりました。医師は、口には出さなかったものの、恐らく妊娠高血圧症候群を発症するリスクを考えていたのでしょう。
私の妊娠は平穏だと思っていましたが、今回の記事で改めて妊娠の経過をまとめてみると、妊娠後期に一気にグダグダになってしまっていた事を再認識っ;; 妊娠後期、侮れませんね~っ><
そして、いよいよ妊娠40週! 予定日当日は、車で15分程度の所に住んでいる親戚の法事がありましたが、まだ生まれそうになかったため私も参加♪ 配膳を手伝ったことが良い刺激になったのか、遂に「おしるし」が来ました^^ この日には生まれませんでしたが、そろそろですね~!
翌日の検診で、前日におしるしがあった事、現在不規則ながらも下腹部に鈍い痛みが出てきたことを医師に告げましたが、子宮口の開きまだ2cm程度。そこで、帰宅して本陣痛を待つか、このまま入院して子宮口を広げる措置を行い出産するか検討することに。
私の家は産院から車で1時間半程度の所にありますが、ちょうどこの日の夜は数十センチもの大雪警報が出ていました。運が悪ければ、本陣痛が来ても道路の除雪が間に合わず、産院に着くまでにいつも以上の時間がかかってしまうかもしれません;; その時、万が一緊急の事態になれば、母子の命が脅かされる恐れさえあります。
産院と家の距離、天候、出産リスクを考慮し、医師と相談した結果、このまま入院することにしました。
続き(出産)についてはコチラに書いています!
参考:
妊娠中の経過
BMI25以上の肥満妊婦ということで体重増加には気を遣っていました。夕食後のアイスを止め、大好きな調味料の醤油も減らしました。しかし、むくみは引かず、拡張期血圧は増加傾向に;;
検査の記録
特筆すべきことは特にありません。こちらはいたって平穏な結果でした^^