メンドくさがりの私も実践中!-「「仕組み」仕事術」感想

「仕組み」仕事術

私は、自分で言うのもアレですが、メンドくさがり屋で、飽きっぽく、さらに忘れっぽいです^^; そんな私でも、飽きずに実践でき、かつ効果があった方法のひとつとして、書籍「「仕組み」仕事術」を参考にした「仕事の仕組み化」があります。デスクワークがメインの私にとって、大変効果があったので、今では仕事だけではなく、趣味や家事などにも応用しています。特に家事は、仕組み化することで、ダンナとケンカすることも少なくなりました♪ パートナーの家事の分担ややり方が気に食わないというアナタ! 是非、仕組み化の導入を検討してはいかがでしょうか?

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作業系タスクを仕組み化しよう

「仕組み」とは「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」のこと (p31)

いわゆるルーチンワークなど、頭を使わないで処理できる「作業系」の仕事は仕組み化に向いています。作業系の仕事は仕組みを導入して効率よく行い、空いた時間を「考える系」の仕事に使いましょう、というのがこの本の主旨です。

忘れっぽい私は、出張や旅行がある度に必要な物をメモ帳に書き出していました。この本を参考に、「出張や旅行での荷物のチェックリスト」を作って実践してみると、メモ帳に書き出していた頃よりも荷物について考える時間が減り、出張や旅行のプランを考える時間が増えました。その結果、出張のスキマ時間に行ける場所を検索したり、旅行の名物を調べるなど、出張や旅行の内容を、これまでより有意義で濃密なものにできました

料理が好きな友人は、学校給食のように、食事の内容を曜日毎に決めています。「水曜日の夕食はパスタの日!」などですね。メニューを仕組み化することで、「今日はご飯にしようか、麺にしようか」と迷う事も無くなり、代わりに新レシピを調べる時間ができた、と話していました。お気に入りレシピ集を作るなど、「調理の仕組み化」にも余念がありません。

うまくいかない組織は失敗の責任を個人に求める

チームや会社がうまくいっていないと感じたら、特定の要素や誰か個人のせいにする前に、まず「仕組み」を見直してみることをお勧めします。 (p64)

①ミスやトラブルが生じる可能性をできるだけ少なくするための「仕組み」をつくる。
②ミスやトラブルが生じても、それを早い段階で発見できる「仕組み」をつくる。
③ミスやトラブルが生じたときにもすばやく対応できる「仕組み」をつくる。(p66)

個人の能力に頼りきるのはやめましょう。仕事に「仕組み」をつくるのです。(p66)

究極の仕組み化は、上司が居なくても仕事が回り、人間関係に関する問題も解決できるようにすることでしょうか。
最近話題になっており、当ブログでも度々取り上げているパワハラ問題も、「パワハラを解決する仕組み」がある職場と、そうでない職場では、仕事の効率やモチベーション、ひいては会社としての競争力も変わってくるでしょう。パワハラを解決する仕組みがない職場では、パワハラの原因を個人の相性の所為にされるため、メンバーが代わってもパワハラ行為そのものは続いたりします。直視したくないけれど脈々と続いているネガティブな問題こそ、「解決する仕組み」を作り実践できれば、メンバーのモチベーションを上げることができ、「仕組み化」がもたらす効率化以上に、効率が良くなるのではないでしょうか。

家庭でも、「ケンカしたときはその日のうちに解決する」や「意見が食い違ったときは自分の意見を押し付けずに相手の主張を聞く」などのルールを決めておけば、問題解決に要する時間も短縮できますよ!

仕組みは記録する

仕事を「仕組み化」する3つのポイント
①才能に頼らない
②意思の力に頼らない
③記憶力に頼らない (p81)

「仕組み」仕事術では、記憶力に頼らずに、PCや手帳などを活用して、「外部記憶の仕組み」をつくることをお勧めします。「記憶より記録」というわけです。 (p80-82)
(強調部分は筆者によるもの)

折角仕組みを作っても、その内容を忘れたり失くしてしまっては意味がありません。私は、仕事、家庭共に「Googleドキュメント」を活用しています。

書籍の後半では、「仕組み化」の具体的な方法が述べられています。
個人的に特に参考になった部分は、チェックシートの作成方法、クラウドの活用方法ですね!
是非、実際に本を手にとって実践してみてください♪

haniwaのヒトコト

この本はとても読みやすく、1,2時間で読み終える事ができると思われます。さらに、強調部分も多いため、最悪、強調されている部分を読んだだけでも意味は通じます^^ また、著者が実践している方法も紹介されているため、読み終わった後からすぐに実践できます。

考える系の仕事をしていて「ワタシ、ズボラで仕事が遅いんだよね」と感じている方にはおススメの書籍です。しかし、一方で、既にマニュアル化されている仕事をメインに行っている方にとっては、仕事で活用できるシーンは少ないかもしれません。とはいっても、この方法は、仕事以外でも活用できますので、まったく無駄にはならないと思われます^^

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