仕事の不満を軽くするための5つの心構え-「ラクをしないと成果は出ない」より

ラクをしないと成果は出ない

2008年に出版された、やや古い本ではありますが、「ラクをしないと成果は出ない」というタイトルは、ズボラな私にピッタリ!
今回は、この本から、仕事の不満を軽くするために参考になると感じた心構え5つをご紹介いたします^^ 

もし、日頃イライラしているなら、相手に期待しすぎたり、正義感が強すぎるのかも><!

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1.期待値を下げる

 過剰な期待は、不満の原因になります。
 理想が高すぎると、何一つ行動できず、身動きがとれなくなります。
(中略)
期待値を下げて、妥協を学ぶ。そうすれば不満も抱かず、そのなかで自分ができることを着実にこなして実績をつめます。
(中略)
 理想の高い完璧主義者ほど、若いうちは自分に対しても期待値を下げましょう。
(p74-75)

相手への期待値を下げることは、仕事に限らず、夫婦円満のヒケツでもありますね♪ できなかった事を責めるのではなく、できた事をホメる! ポジティブ思考は対人関係を改善します^^

2.自爆しない

 自爆の法則には三つあります。
法則その一は、嫌なことに二つ以上の理由をつけること。
(中略)
 なにか嫌なこと、断りたいことがあるときは、くれぐれも二つ以上の理由をつけないようにしましょう。
 法則その二は、自分にできないことを、できると言ってしまうこと。
(中略)
 自爆法則その三は、自分にできないことを他人のせいにしてしまうこと。
(中略)
 自爆の法則を知っておけば、泥沼に陥らずにすみます。
(p88-89)

焦ったり怒っている時は、自爆しやすいので要注意! 相手につけ入るスキを与えないためにも、雑念はほどほどにしましょう。

3.NG上司に煩わされない

 NG上司のタイプ1は、「口出しする人」。(中略)強く言ってくるところだけ、上司の指示に素直に従う姿勢を見せるといいでしょう。
 NG上司のタイプ2は「手柄を取りたがる人」。(中略)どうしても譲れないもの以外は、あっさりさっぱり譲ってしまいましょう。
 NG上司のタイプ3は「ケチつけの人」。何を言っても必ずケチをつける上司がいたら、七対三の割合で相手に多くしゃべらせることです。七割もしゃべっていれば、自分で自分の矛盾に気づいて自爆してくれます。
 いずれのNG上司も、「この人からでも、二割は学べることがある」と思うのがコツです。
(p100-101)

上司に対しては、真っ向から立ち向かうのではなく、うまくかわす方が良いということですね。さらにに「うまくかわした自分、スゴイ!」と心の中で自分をホメると効果的!?

4.よほどゆとりがない限り、正義に多大なエネルギーを注がない

 正義を主張するとは、よほど力のある人でない限り、ウソをつくことになるか事態を悪化させる結果になってしまうのです。
(中略)
 正義とまでは言わなくても、ボランティアをしたいと言う人はいます。しかし、余裕がないのに安易な気持ちで手を出すと、結局は自分の首を締め、ウソをつくことになり、相手に迷惑をかけることがあると弁えることです。
(中略)
正義の味方よりリアリストであれ。
(p180-181)

安易な脱原発活動によく見られるパターンですね^^; 例えば、良かれと思ってデマ情報を発信・拡散してしまい、自分の信用を落としてしまった、など。現実(利益)を見極めましょう!

5.死以外の悲劇は、一〇年後に必ず人生の肥やしになる

 突然、訪れた不運を受け入れ、克服した人だけが、満足するいい人生を送れるのではないでしょうか。
(中略)
「なぜ、自分だけがこんな目に遭わなくてはいけないのか」
 不運に見舞われている最中は、こう叫びたくもなるでしょう。怒り、憤り、不条理だという思いでいっぱいのとき、一〇年後など想像もできないでしょう。
 しかし、そんなときにこそ、自分にこう言い聞かせ、思い込むしかないのです。
「一〇年後には、必ず人生の肥やしになっている」と。

運命は、その人に背負える荷物しか背負わせない。
(p215)

悲劇は是非ブログの肥やし(ネタ)にしちゃいましょう♪ 愚痴を吐き出すのはいっこうに構いませんが、いつも同じ不満を感じているのなら、何らかの対策をとった方が精神衛生的にも良いかもしれませんね!

ちなみに、ここで言う対策は、上司に改善を求める事だけではありません。
職場メンバーを観察しながら、NGにとられない範囲で、仕事・職場への諦観や、うまくサボる方法など、直球ではなく変化球的な対策も良いかもしれませんよ。

haniwaのヒトコト

本書には「40歳になったら1日5冊の本を読め」という内容もあるなど、ラクをするためのノウハウばかりではありませんが、アッサリ・ザックリ読めますので、その時参考になる内容だけ参考にしたら良いのです♪

個人的には、本書の内容からみたタイトルは、「ラク」よりも「ズル」のほうがマッチするように思いました^^

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