筆者はまずはじめに「イラツキの最大の原因は、人間関係!」と述べており、本書の内容も人間関係への対策がメインです。
他人から受けるイライラは、こちらから改善できる余地も少なく、我慢し続けるとストレスがたまりますよね。そんな状況が長く続くと、最悪、高血圧や心臓病などの病気なってしまい、自身の健康を害してしまう可能性も><!
そこで今回は、本書で述べられている対策の中から、特に私自身がナイス!と思った6つの対応ご紹介いたします♪
上司やパートナー、友人に日々イラっときている方は、本書のアイデアを参考にイライラを解消してみてはいかがでしょうか?
1.「いい人」をやめてしまえば、ラクになる
周囲の人との平和を考えて、軋轢を起こさないように頑張っているみなさんは、ものすごく正しい。人間としても、立派な人たちである。しかし、だからこそイラッとしてしまうのである。
もうちょっと「イヤなヤツ」になってもいいのではないだろうか。
(p18)
本書には「いい人」のほうが、人間関係で困難を感じることが多かったとあり、その理由を「良い人であるばかりに、「NO」が言えない」としています。
いい人になろうとして疲れるくらいなら、いい人をやめて、言いたい事は言う。これは私も大賛成!
私自身、実践前と実践後では、イライラが半分くらいになりました♪
2.他人に親切にするときは、「感謝してもらえる場合」だけにせよ
相手が喜んでくれるものと期待して、他人に対して「親切」にしてあげたのに、その期待が裏切られると、私たちはイラッとくる。(中略)ムカつきたくないのなら、そもそも親切などしないほうがいいのである。
(p157)
1と2を合わせると、見返りが無い人に対してはいい人を辞め、見返りが期待できる人にはいい人を演じる、ということでしょうか。賢い世渡り術かもしれませんが、あからさまにやりすぎるのはNG。上司と部下に対する態度が違い、周囲に嫌われている人は、その典型例でしょうね^^;
3.ちょっぴり「復讐」をしてみよう!
我慢しすぎるから、とんでもないことをしでかしてしまうのである。我慢などせず、気に入らないことがあるたびに、こっそり復讐していれば、最悪の悲劇的なことをしなくともすむのだ。
もちろん、復讐するときにもマナーや品性が求められるのであって、犯罪になるような復讐はもとよりNGであるし、相手にとんでもない被害を及ぼすのもかわいそうなのでやめてあげたほうがいい。あくまでも、許容範囲での復讐にとどめておくのがよい。
(p39・強調は筆者による)
いきなり切れるのではなく、ちょこちょこガス抜きするという事ですね。
例えば、職場で理不尽な仕打ちを受けている方は、会社への復讐として、意図的にサボったり複業を行っても良いかもしれません。1回イライラを感じたら10分サボるというような「プチ復讐ルール」を作るのも面白いですね♪
4.上司を「上司」と思わなければ、イラッとしない
上司が無理難題を持ちかけてきたときもそうで、上司だと思うから腹が立つのであるが、お客さまだと思えば、そんなにはイラッとしないものである。
(p51)
上司は給料という報酬をくれるお客様、という視点ですね。参考になります。
さらに、表向きは「お客様」、裏では「プチ復讐」というように、ダブルで対策するとさらに良いかもしれません♪
5.「自分よりも劣る境遇の人」に目を向けてみる
自分と他人を比較するとき、上の人間と比較することを心理学では「上方比較」と呼び、自分よりも劣る人間と比較することを「下方比較」と呼んでいる。
幸せな気分でいるためには、下方比較をするとよい。そうすれば、自分の境遇が決して最悪なものではなく、むしろ喜ばしい状態にあることに気づくことができよう。
(p49・強調は筆者による)
この考えは一理ありますが、ブラック企業でこき使われているなど、身に危険が及ぶほど劣悪な環境に居る場合はサッサと逃げてしまいましょう!
6.「お詫びができる自分はカッコイイ」と思え!
自分がへりくだって見せるのは、決して「負け」なのではなくて、人間として相手よりも一段上にいることになるのである。つまり、お詫びできるのは、人間としての器が大きく、カッコイイことなのだ。
(p64・強調は筆者による)
つまり、「謝る私は何て心の広い人間~!」と悦にひたる事ですね♪ ついでに人間関係も円滑になるならば、使わない手はありません^^
いかがでしたか? ご参考になりましたら幸いです!
haniwaのヒトコト
イライラを声や文字で発散するだけではなく、このような間接的な対策も良いですね♪
負の感情は溜め込まないで適度に発散していきましょう!