【大神伝】クリア後の感想(ネタバレ少々)

遅ればせながら、2009年に発売されたDSソフト「大神伝」を3DSでクリアしました!
プレイ後の感想を以下に述べます。ネタバレは少なめにしていますがご注意ください!

大神伝

・・・ └|^o^|┐ ・・・

ストーリー

私はWii版の前作「大神」をクリアしてから2年ほど経っており、ストーリーもかなり忘れていました;; そのため、今作「大神伝」の前半は、前作を思い出したり懐かしんだりしながら、ある人物の物語に決着がつく中盤までは、強引な部分はあったもののそこそこ楽しめました。ツンデレなカグラちゃんも個人的にはなかなかのツボです^^

しかし、その後の展開はさらに強引になり、ストーリーに納得できない部分も多数。そのため作業感も強くなりましたね~^^; 主に納得できなかった部分は、パートナーの少女が女たらしにさらわれ、探しに行ってみると2人で布団の中に居たとか! 私はエロネタ自体は嫌いではありませんが、子どもに対してはちょっと・・・>< さすがに引きましたね^^;
その後も、前作の主人公級キャラがショボイ捕まり方をしていたり、前作の名シーンに実は今作の主人公の助けがあったなど、前作の見所は本作の主人公の助けによって作られていたの?というガッカリ感が。。。

そして、その違和感はエンディングで最大になりました><! とある少年が自己犠牲を決意するのですが、主人公が本当に神様だったら、その少年を見殺しにせずに、復活させるなり身代わりになるなど、いくらでも救う方法があったのでは? 主人公の情けは、通りすがりの人にはかけてあげて(アイテム探しや移住先を教えるなど)、その少年にはかけてあげないの?と、ちょっと後味が悪いラストでしたね;; その元凶を作った前作のキャラクターも、前作ではこれほど自分勝手なヤツではなかったと思います^^;

前作の展開を今作で否定する事自体は、つじつまが合えば、個人的にはアリだと思っています。スターオーシャンのように、「前作は架空の世界の話だった!」なんてブッ飛んだ展開のゲームもありますしね^^; ただ、今作は、矛盾点が多い事に加えて、今作で生まれた伏線が、未回収だった事は大きなマイナスですね! 例えば、主人公の出自が一切語られなかったり。あえて結論を出さずにプレイヤーに推測を任せるゲームもありますが、大神伝は、推測の元になる情報すら足りないのが現状です>< 

そんなわけで、ストーリーは、前作「大神」を遊んだ方が小ネタを楽しめますが、前作を知っているために感じる不満も大きいため、もしかしたら、純粋なゲームとしては、前作を知らない方が楽しめるかもしれません。

システム

筆しらべ

タッチパネルにタッチペンで描く「筆しらべ」は、Wiiに比べてかなり快調!

前作はWii版をプレイしましたが、テレビを窓の側に置いていたため、太陽が出ている時は、Wiiリモコンの位置認識に逆光が干渉してしまい、筆しらべの墨があらぬ方向にワープしたりしていました^^; Wiiリモコンの感度を最低にしてもアヤシイ動きをするので、日中にプレイする時は、日光が入らないようにカーテンを閉めていました。太陽の神様が主人公のゲームなのに、太陽が邪魔になるなんてw

そんな苦労は、DSでは起こりません! Wiiで苦労した私にとって、この点はかなりポイント高いですね♪ ストーリーそっちのけで、ムダにあちこち筆しらべしていました^^; リアル世界で枯れ木を見たら、思わず○を描きたくなるほど♪

バトル

前作の「裏神器」が使えなくなりましたが、元々あまり使っていなかったため問題無し^^ ただ、武器強化アイテムの「妖怪の小骨」がなかなか集まらなかったため、ラストダンジョン手前まで、未強化武器(勾玉)を使っていました>< 逆に言うと、武器を強化しなくてもある程度進めるほど難易度は低めという事ですね。ただ、視点変更ができないため、視野の外から攻撃を受けた時は、ちょっとイラっときちゃいますね~><
また、蛇足ですが、こういう和風ゲームには大抵「埴輪」が敵キャラとして登場しますが、私のハンドルネームもhaniwaであるため、埴輪を倒す時は若干胸が痛みますね~^^;

ダンジョン

謎解きも全体的に簡単でしたが、1箇所詰まりそうになりました^^; 風を上に吹かせる事に、なかなか気付きませんでしたよっ>< 操作方法を確認する事も、時には大切ですね。また、前作で詰まりかけた、爆弾を使って進むミニゲームが無かったのも個人的には嬉しいですね! 一方、今作では、横スクロール面でアイテムを取ろうとして3度も落陽しましたが^^; 
しかし、宝箱は残らず回収したい私にとっては、戻れないダンジョンがあり、セーブデータが1つしか作れない点は残念でした。

音楽・グラフィック

音楽は、前作と同じ方が作曲したため、違和感もありません。私は「スサノオのテーマ」が大好きでしたので、今作にも使われてニヤニヤしていました♪ 今作初登場のカッコ良い曲もありますよ! ただ、悲しいシーンで使われる曲が少なかったため、その曲が流れると「悲しい事が起こるのね」と分かってしまったのが残念です^^;

グラフィックは、前作をWiiで遊び、DSのソフトを遊ぶのもこれが初めてでしたので、特に違和感は感じませんでした^^ 映像の再現性はかなり高いのではないでしょうか。お面への落書きも健在です。私はいい歳して、ハート目やエロ目を描いていましたね~w ただ、各エリアが前作より狭くなっていたのは残念ですね^^;

総評

ストーリーはイマイチでしたが、音楽・システム・グラフィックには大きな不満はありません。ただ、前作と同じ世界・同じ時代でイマイチな物語を作るくらいなら、新たな舞台で新たな物語を作った方が良かったと、個人的には思います。例えば、イッスンなど絵師サイドの物語とかw ストーリーの出来を気にせず、暇つぶしに遊ぶほのぼのゲームとしては良いかもしれません^^


(2010年9月カプコンより発売)

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