こんにちわ~!
ゴシックホラーアクションゲーの代表作といえば、悪魔城シリーズ! 私も大ファンで、ファミコン時代からプレイしています♪ 特に、ファミコン版「悪魔城ドラキュラ」、PS版「月下の夜想曲」はガッツリ楽しみました^^
そんな悪魔城シリーズのプロデューサー等を務めたIGA氏こと五十嵐孝司氏は、2014年にコナミを退社し、当時の話題になりました。
その時、IGA氏は、「今後は自分自身が本当に作りたい、自分の過去の作品のファンでいてくれている人たちが求めている作品を作るために、独立することにしました」と説明していましたが、先日、遂に大きな動きがありました!
なんと、2015年5月12日、新作「Bloodstained: Ritual of the Night」が発表され、さらに海外のクラウドファンディングサイトKickstarterで応援キャンペーン(英語サイト)が始まりました^^
キャンペーン説明動画は以下♪
動画中の、以下の言葉にシビレました!
探索型の2Dアクションゲームは、まだまだ進化すると思っています。それで新しいプランを全世界のパブリッシャーにプレゼンしたわけです。ところがそれではビジネスにならないと言われました。納得いかないっ! このビジョンを実現するには、君たちの協力が必要なんだ!
(中略)
このタイプのゲームを理解し、支援してくれるパートナーは見つけました。しかし、支援を受けるためには、市場のニーズがあることを証明しなければなりません。(動画中2回繰り返しています!)
組織のニーズにこたえる製品ではなく、市場のニーズにこたえる作品を世に出す。これこそ、ゲームクリエイターの本来あるべき姿です。欲を言えば、さらに一歩進んで、市場のニーズを超えるほどのユニークな作品、「こんなゲームを待ってたのよ~!」と唸らせる作品を生み出していただきたいですね~っ! このプロジェクトに集まったクリエイターの皆さまならそれが出来ると信じています♪
プロジェクトはナントたった1日で目標金額を達成!
#Bloodstained: Ritual of the Night is funded! Thank you!! Now on to those stretch goals… https://t.co/v2cHzk1Ax3 pic.twitter.com/jb4Gr3LE5p
— Sword or Whip (@SwordOrWhip) 2015, 5月 11
IGA氏や悪魔城シリーズへの期待の高さが伺えます♪ 私も出資しました^^
Kickstarterでの出資は初めてでしたが、クラウドファンディングでゲームに出資することは、画期的で理に適った方法です! そこで、今回は、その面白さを書いてみます♪
1.クリエイターとユーザーが組織を介さず直接つながる
「作りたいゲームが作れない」。そう言ってゲーム会社を退職し、転職や独立したゲームクリエイターは少なくありません。組織の庇護から抜けてまで、作りたいと言わしめたゲームは、どんなジャンルであれ興味深いですね^^ 特に、自分が好きな作品なら、是非ともプレイしたいっ!
それを可能にしたのが、Kickstarterをはじめとするクラウドファンディングです♪
今までは、クリエイターとユーザーは「組織(メーカー)」で隔てられ、最も大きな権限を持つのも「組織」でした。しかし、作品を最終的に評価するのは、組織ではなくユーザーです。組織が自身満々で世に出したものの、ユーザーの支持を得られず不評の的となる作品も少なくありません。また、ユーザーが望んでも、組織の事情から制作されない作品もあります。
大人数から少額の資金を募るクラウドファンディングでは、クリエイターとユーザーが組織を介さず直接つながります! ユーザーは少額でお気に入りのクリエイターを応援でき、クリエイターは作品への需要を把握でき、組織の介入で発生したであろうミスマッチも減らせます。これはユーザー、クリエイター共に嬉しい仕組みです^^
2.ユーザー自ら応援プランを選べる
開発段階で出資を募るクラウドファンディングでは、ユーザー自らが出資額に応じたプランを選べます。
詳細は各プロジェクトによって変わりますが、今回のBloodstainedでは、ゲーム購入無しのワンコイン応援から、ゲーム購入に加えてクレジットに名前を入れたり、肖像画としてゲームに登場できたり、ペットを敵キャラにできたり、ゲーム内に部屋を作れたり! 最高金額プランでは、IGA氏と直接お話もできちゃいます^^
これは、とっても画期的!
完成品を販売・購入する今までの方法では、ユーザー参加型の企画でも、抽選や審査などでふるいにかけられるため、どんなにアツくても、ユーザーの想いが製品に反映される可能性はわずかでした。
しかし、クラウドファンディングでは、ユーザー自ら応援プランを選ぶことで、より能動的にプロジェクトに関われます。「完成するか不安だな~」「製品を購入するほどではないけどプチ応援したい!」程度のプロジェクトでは少額出資を選び、「狂おしいほど大好き!」なプロジェクトでは高額出資を選べば良いのです^^ 集まった金額が多いほど、ゲーム内容が豪華になる点もユニークですね♪
3.ゲーム以外のコンテンツも楽しめる
これも各プロジェクトによりますが、Bloodstainedでは、プロジェクトやSNSへの参加人数やファンアート数などにより、IGA氏のコスプレを見れたりするようですw(英語のcosplayは日本のコスプレですよ…ね!?) Tumblrでは、美麗なファンアートをはじめとする画像を堪能できます♪
プロジェクトによっては、もしかしたらテストプレイに参加できたり、自分の意見がゲームに反映されることもあるかも!
いずれにしても、ゲームはもちろん、ゲーム以外の二次的なコンテンツも楽しめるユニークさがあります♪
私も出資しました!
Bloodstainedには多くのプランがあります。どのプランにするか迷いましたが、クラウドファンディングならではの内容がある「ALCHEMIST’S TREASURE」プランにしました♪
内容は、ゲーム本体(XBOX/PS4/Windows/Mac/Linaxから選択)、サントラ、キーチェーン、ピンバッジ、ブックレット、そしてクレジットへの名前表記♪ これが決め手となりましたw
Kickstarterへの出資方法は、Kickstarterで日本から注文するときの流れ解説-Kickstarter fan!が参考になります。住所の英語変換は「JuDress」を使うとカンタンです^^
出資が完了すると、以下のメールが届きます。
クレジットへの名前表記では、所属するクラン(陣営)を選べます♪ クランは6つあり、プロジェクトのテイザーサイトswordorwhip.comで剣かムチを選んでいくことで、自分に合ったクランをアドバイスしてくれます^^
悪魔城シリーズといえばムチよね~と、ムチばかり選んでみたら、Cat O’ Nine Tailsになりました♪ 「Cat O’ Nine Tails」は先っぽが9本の猫の尻尾のように別れたムチですね。攻撃力ありそうっ><
画面の英文は、「アナタのクランは、クラン”ブロードソード”よりメチャクチャ有利よっ!」という意味です。ムチの間合いは剣より大きく、Cat O’ Nine Tailsは攻撃力も高そうなことが理由でしょうかw それともプロジェクト公開前に行われたイベントの名残かな? クラン選択アンケートはやり直せます^^ ちなみに、クレジットに表記する名前とクランは、プロジェクト応募締め切り後に実施されるアンケートで伝えるようです。
製品は、約2年後の2017年3月にリリース予定! 楽しみです^^
今日のヒトコト
しかしながら、クリエイターとユーザーが組織を介さずに直接つながる仕組みは、多くの可能性と面白さを秘めています。クラウフドファンディングによるゲーム制作は、今後も増えていくでしょう。
特に世界規模で資金を募れるクラウドファンディングサイトには、「当たればビッグビジネスに繋がりそう!」と思わず唸ってしまう発明型プロジェクトも多く、見ているだけでも楽しめます^^ (日本のクラウドファンディングサイトは、発明そのものよりも既存品を使用したコンテンツ消費型プロジェクトが多い印象です)
興味が湧いたプロジェクトには、今後も出資していきますよ~^^