先日、いちゲーマーとして強烈な違和感を感じた報道がありましたので、ご紹介!
勉強してもゲームし過ぎで台無し 東北大と仙台市調査
長く勉強しても、ゲーム機やスマートフォンで長時間遊んでいる中学生の成績はよくない。東北大と仙台市は18日、そんな調査結果を明らかにした。調査チームは「ゲーム機などの遊びは長くても1日1時間以内に」と呼びかけている。
詳しく分析すると、2時間以上勉強するが、ゲーム機で3時間以上遊ぶ生徒の数学の成績は、勉強は30分しかしないが、ゲームは全くしない生徒よりも低かった。最も成績がよかったのは、遊びは1時間未満で勉強は2時間以上している生徒だった。
(2013年12月18日・朝日新聞)
これ、皆さんはどう感じましたか?
私は、就労者の約4割が非正規雇用で、若者を使い潰すブラック企業もはびこっているにも関わらず、いまだに「良い成績・良い学校・大手企業(社畜)ルートが幸せな人生」という固定観念あるいは幻想が強い事に辟易しました。
良い成績をとることは、仕事の選択肢を広げる面はありますが、幸せな人生につながるとは限りません。繰り返しになりますが、「就労者の約4割が非正規雇用で、若者を使い潰すブラック企業もはびこっている」今だからこそ、学校の成績が優秀でも、就活疲れや不安定な収入、過酷な労働環境などにより心身を病み、最悪、命を断ってしまう若者も後を絶ちません;; 「成績が良い→良い人生を歩める」という幻想を信じていたからこそ、幻想と現実とのギャップに苦しんでしまうのではないでしょうか。
実際、成績は良いハズのポスドク研究者の悲惨な状況、例えば、数年単位のプロジェクトの仕事で収入が安定せず、長年付き合っていた彼女が居ても、収入面の不安から結婚を申し込めず、結局別れてしまった30代中盤の先輩の栄枯盛衰を間近で見てきた私は、成績が良くても良い人生になるわけじゃないという事を学びました;;
「学校の」成績が悪くても、遊び好きがこうじて、将来ゲーム会社を興すなど、遊びが仕事につながる可能性もあります。今の教育は、そのような生徒の可能性を、汲みとるのではなく、つぶす方向なっているのではないかと、少々残念に思いました。
このブログにしては珍しく、マジメな記事からはじまりましたが、以下、狩り記です♪
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