Child-Dream待望の新作「緋染めの雪」をプレイ! ゲーム制作への信念に惚れた!(2/18追記:Child-Dream公式ブログでも拙記事をご紹介いただきました!)

こんにちわ~!
今回はモンハン以外のゲームについてです♪

自分のパソコンを持ち、インターネットというものに触れた直後の若かりし頃。
その頃からゲーム好きだった私は、(今は死後となった)ネットサーフィンをしているうちに、有志が制作・公開しているゲームがあることを知りました。その多くは無料で遊べるため、学生の私は大助かり♪ 特に、サウンドノベルジャンルにハマり、暇を見つけては有志制作ゲームを楽しむ日々でした。

そんなある日、私の心を虜にした、ひとつの作品がありました。
それは、ゲーム制作集団Child-Dreamが2001年にリリースしたWindows用ゲーム「21世紀版Lost Memory」。総プレイ30時間もの大作RPGという点も驚きましたが、私が惚れたのは、メインテーマ曲「One Day」の何ともいえない美しさ♪


包み込むような優しさのなかに、ほのかに漂う儚さ。このBGMが紡ぐ物語に興味が湧いて、プレイしたところドハマりw

ゲームはもちろん、他の曲も素晴らしく、戦闘BGM「剣ノ舞」を聴くためにバトルを放置したのは良い思い出♪ 有志ゲームとしては初めてサントラCDも購入しました^^
LostMemoryサントラCD
名曲揃いで、今もたまに聴いていますが、絶版になっているとの事;; 惜しいですね~><

・・・ └|^o^|┐ ・・・

Child-Dreamは「Lost Memory」の他にもいくつかゲームを制作しており、サウンドノベルとRPGは全てプレイしました♪ いずれも素晴らしい出来で、一気にファンに^^ その後の新作リリースはペースダウンしていたようですが、私がChild-Dreamにドハマりして10年以上経った2015年2月8日。ナント! 新作「緋染めの雪」がスマホゲームとしてリリースされているではありませんか~っ!
緋染めの雪
いや~、これは嬉しい驚き♪ もちろん、早速Android版をプレイ・クリアしましたよ~!

「必ずクリアできるライト層向けのノベル型のアドベンチャーゲーム」とうたっていることからも、これまでのChild-Dream製ゲームよりも謎解きは優しめで、2,3時間程度でサクっとクリアできます♪ 
緋染めの雪2
とは言っても、私はノベルゲームでもヘタレで、何度もBAD ENDになりましたw しかし、BAD END前の分岐点あたりから再開できるので、異なる選択をすることでBAD ENDを切り抜けられます♪ セーブし忘れたためかなり前に戻ってしまいガッカリ…という事もありません。これはヘタレな私にとっては地味に助かりました^^

ストーリーは、ネタバレ防止のため語りませんが、プレイ後半あたりから、結末は何とな~く読めるかもしれません。しかし、プレイ後のスッキリとした読後感は、さすがのChild-Dream♪ 雪が止んだ青空の下で大きな伸びをしたくなるような、そんなエンディングです^^(我ながら、よく分からない例えですなw)

「緋染めの雪」は、もしかしたら、いわゆる課金スマホゲーでしか遊んだ事が無い方に向けた、サウンドノベル(orアドベンチャーゲーム)導入作品的な位置づけかもしれません♪

Child-Dreamのゲームは、最近のスマホゲームにありがちな、キャラを合成・強化して、時に課金もあるゲームとは趣が全く異なります。かつてはシェアウェアゲームも提供していましたが、「緋染めの雪」あとがきや作者ブログ「ゲームデザイナーのブログ(物語重視のRPG、アドベンチャーゲーム)」によれば、面白さよりも収益性を重視する最近のゲーム業界に一石を投じるために、また多くのユーザーに楽しんでもらうために、シェアウェアゲームを無料化し、今後も無料リリースを続ける予定とのこと!

Child-DreamシナリオライターのMystaさんは、日本はもちろん世界11か国で販売されているPS3ゲーム「FolksSoul~失われた伝承」のシナリオも担当しています。メジャーゲームの制作にも携わった経験があるメーカーが、無料リリースを決めるなんて、なかなか出来ることではありませんよ~!

制作ブログには、このような記述があります。

一過性のブームに乗らずに、各々が思う本質的な面白さを追求していくことが制作側にとっては大事だと思います。

そして、制作側だけでなく、ユーザー側もしっかりとゲームを見て一過性のブームに乗らず、自分の目で判断していく意識が大切でしょう。

ユーザーが見てくれてないと、制作側は目先の収益に走るケースは多くなります。逆にユーザーが良いゲームをしっかり評価してくれているならば、制作側もそれに応えようとするでしょう。

その意味でゲームに限らず、全てのエンターテイメントに共通ですが、受け取り手のユーザーの意識はとても大切と思います。

ゲームデザイナーのブログ(物語重視のRPG、アドベンチャーゲーム)-【ゲーム業界】任天堂の業績下方修正に思うことより)

まさに、その通り! 最近のスマホゲー業界の話を聴くと、面白いと感じたからではなく、単に流行っているから遊ぶプレイヤーも少なくないのだとか。なかには、友達付き合いのためだけに好きでもないゲームで遊び、プレイが苦痛になるプレイヤーも居るそうです;;

「そのゲーム、少し遊んでみたけど、私には合わなかったのでプレイ止めるね」とさえ言えない程度の仲。皆と違う事をすると仲間外れにされるかもしれないという恐れ。そして、そういった環境に違和感を抱きつつも、声を上げられずに、じっと耐え忍ぶことを良しとする閉塞感。

SNSの登場で、リアルとゲームの距離が近くなり、感想を語り合ったり一緒に遊ぶフレンドを探しやすくはなりました。一方で、リアルでよく目にする閉塞感がゲームの世界にも流れてきて、プレイヤーはもちろん、リリースされるゲームでさえも均一化してきていることのデメリットは、私も危惧しています。

てっとり早く儲かる課金ゲーばかりを作っているうちに大作を作る技を失い、独創性が失われて業界全体が縮小…な~んて事になったら、悲しいです>< 自分が好きな業界だけにね!

そのためにも、Child-Dreamのような、大衆迎合的ではない独自の信念を持ってゲームを作り続ける集団は応援していきますよ~! Child-Dreamに興味が湧いた方は、是非、以下のリンクから公式サイトをご覧下さい♪ そして、Child-Dreamのゲームで遊ぶ際は、ゲームそのものはもちろん、その背景にある信念も含めて楽しんでいただければ幸いです^^

Child-Dream公式サイト

2015/2/18追記
大変有り難いことに、Child-Dream公式ブログでも当記事をご紹介いただきました♪ いや~年甲斐も無くドキドキしてしまいましたw これが両想いというやつでしょうか>< キャー
Child-Dreamブログ
「Lost Memory」の移植やサントラCD再配布も予定されているとのこと! 楽しみですね^^

今日のヒトコト

Child-Dreamとの出会いから10年あまり。ゲームはもちろん、運営方針も粋です!
私がChild-Dreamの何に惚れたのか、ようやく分かったような気がしました♪

自分自身が良いなぁ~と思ったゲームやクリエイターのレビュー記事を書くこと。それが、いちヘタレゲーマーブロガーとして出来る、ささやかな応援です♪

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