ガイガーカウンター黒TERRAによる北海道の放射線測定結果をGoogleマップにプロットしています。
プロット点をクリックすると詳細が見られます。(1)は地表約1mでの結果、(2)は地表約5cmの結果、単位はμSv/hです。0.15μSv/h未満を青でプロットしています。また、瓦礫受け入れ候補市町村内の測定ポイントは旗マークでプロットしています。
現在は目立った高値を示す場所はありません。
あくまで個人向けのガイガーカウンターによる測定です。黒TERRAの誤差は±15%あり、0.1μSv/h以下ではさらに大きくなります。
また、シンチレーション式カウンターのRadiと黒TERRAの値を比較した方の結果を見ると、0.1μSv/h以下では黒TERRAの方が高い値を示していました。
つまり、北海道の線量では、誤差の影響が大きいと思われますので、私の測定結果は、値そのものではなく、値の増減傾向を参考にしてくださいね。
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北海道外のデータです。
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Radiをお持ちのmomongaさんに測定いただいた地図です
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生データ
Googleドキュメントにて作成。データはコチラ
地図に表示していない「車内」データも見られます。
協力してくださった方
- へろへろさん(オホーツク海側などを私の黒TERRAで測定してくれました)
- marronさん(道南方面を私の黒TERRAで測定してくれました)
- momongaさん(オホーツク方面をRadiで測定してくれました)
- @kitaguninoinu「ろろろ」さん(北見市街を案内してくれました)
- 西区民さん、道東ガイガーさん(様々な測定器を見せてくれました)
シンチ式はさすが反応早いですね!チェックソースの計測も面白かったです^^
また、ベータ線計測の意義を再認識しました。
興味深いデータ
- 雨による線量の上昇傾向を確認(6/11・置戸駅)
- 羽田空港から来た航空機の到着口近くで線量の上昇傾向を確認(6/19・とかち帯広空港)
- 地上4階鉄筋コンクリートの建物内の換気口近くで線量の上昇傾向を確認(6/26・札幌の実家)
- 帯広←→羽田の最高値は2.55μSv/h、羽田←→伊丹(大阪)の最高値は0.66。
日没に関係無く帯広←→羽田の方が高く、行き帰り共に岩手沖の太平洋上空あたりが最も高かった。(12/9,12航空機内)
使用機器
TERRA (MKS-05)
- 検出器 : GM管
- 検出対象 : β線、γ(X)線
- γ(X)線放射線当量率 (137Cs) : 0.1-9999μSv/h
- γ(X)線放射線等価量 (137Cs) : 0.001-9999mSv
- γ(X)線エネルギー範囲 : 0.05-3.0MeV
- β線エネルギー範囲 : 0.5-3.0MeV
- 誤差 : ±15%
- メーカー : ECOTEST社 (ウクライナ)
- 日本語マニュアルはコチラ
測定方法
- 通常ガンマ線のみ測定。単位はμSv/h
- 各地点で約40-60秒静止した後データを取得
- まず地表約1m、その後地表約5cmを測定。再び地表約1mを測定して値に変動が無いか確認
- 地面の状態や天気も記録
ガンマ線バックグラウンドデータ(単位:μSv/h)
- 自宅屋内(木造1階・南窓近く) : 0.08-0.11
- 自宅周辺(雨上がり直後) : 地表1m 0.12-0.13、地表5cm 0.11-0.12
- 車内 : 0.07-0.12
- 職場の屋根の下(地表1m・地表0cm) : 0.10(5/30測定)
- 職場の排水溝(地表0cm) : 0.11(5/30測定)
- 職場の雑草(地表1m・地表0cm) : 0.10-0.11、雑草除去後の土(地表1m・地表0cm) : 0.10-0.11(5/30測定)
- 十勝石表面 : 0.11
- 現在までの最大値は0.14、最小値は0.06(最大値・最小値以外は誤差の範囲と思われます)
ベータ粒子束密度バックグラウンドデータ(単位:β/cm2・min)
- 現在までの最大値は0.005、最小値は0.000
- 単位は、1平方センチメートルの中を通過するβ線粒子が1分間でいくつあるかを表しています。
- TERRAのベータ線測定は、その場のガンマ線との差分です。そのため、強風などでガンマ線の値が安定しなかったり、検出されるベータ線が少ない場合は、結果がばらつきます。ベータ線の結果は、参考の参考としてくださいね♪
参考動画
私と同じ測定器を用いた測定動画をご紹介いたします。
動作確認
他のガイガーとの比較
千葉での測定
地表の値は場所により大きく変わっています。
β粒子束密度の測定
東京の排水溝での値は約0.020cm2/min。ガンマ線の数値は風向きによって変わるようです。