ガイガーカウンター黒TERRAによる北海道の放射線測定結果(~2013年)

ガイガーカウンター黒TERRAによる北海道の放射線測定結果をGoogleマップにプロットしています。

プロット点をクリックすると詳細が見られます。(1)は地表約1mでの結果、(2)は地表約5cmの結果、単位はμSv/hです。0.15μSv/h未満を青でプロットしています。また、瓦礫受け入れ候補市町村内の測定ポイントは旗マークでプロットしています。

現在は目立った高値を示す場所はありません。

あくまで個人向けのガイガーカウンターによる測定です。黒TERRAの誤差は±15%あり、0.1μSv/h以下ではさらに大きくなります。

また、シンチレーション式カウンターのRadiと黒TERRAの値を比較した方の結果を見ると、0.1μSv/h以下では黒TERRAの方が高い値を示していました。

つまり、北海道の線量では、誤差の影響が大きいと思われますので、私の測定結果は、値そのものではなく、値の増減傾向を参考にしてくださいね。


より大きな地図で 北海道の放射線測定結果 を表示

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北海道外のデータです。


より大きな地図で 北海道の放射線測定結果 を表示

Radiをお持ちのmomongaさんに測定いただいた地図です


より大きな地図で momongaさんに測定いただいた地図 を表示

生データ

Googleドキュメントにて作成。データはコチラ
地図に表示していない「車内」データも見られます。

協力してくださった方

  • へろへろさん(オホーツク海側などを私の黒TERRAで測定してくれました)
  • marronさん(道南方面を私の黒TERRAで測定してくれました)
  • momongaさん(オホーツク方面をRadiで測定してくれました)
  • @kitaguninoinu「ろろろ」さん(北見市街を案内してくれました)
  • 西区民さん、道東ガイガーさん(様々な測定器を見せてくれました)

    シンチ式はさすが反応早いですね!チェックソースの計測も面白かったです^^
    また、ベータ線計測の意義を再認識しました。

興味深いデータ

  • 雨による線量の上昇傾向を確認(6/11・置戸駅)
  • 羽田空港から来た航空機の到着口近くで線量の上昇傾向を確認(6/19・とかち帯広空港)
  • 地上4階鉄筋コンクリートの建物内の換気口近くで線量の上昇傾向を確認(6/26・札幌の実家)
  • 帯広←→羽田の最高値は2.55μSv/h、羽田←→伊丹(大阪)の最高値は0.66。
    日没に関係無く帯広←→羽田の方が高く、行き帰り共に岩手沖の太平洋上空あたりが最も高かった。(12/9,12航空機内)

使用機器

TERRA (MKS-05)

  • 検出器 : GM管
  • 検出対象 : β線、γ(X)線
  • γ(X)線放射線当量率 (137Cs) : 0.1-9999μSv/h
  • γ(X)線放射線等価量 (137Cs) : 0.001-9999mSv
  • γ(X)線エネルギー範囲 : 0.05-3.0MeV
  • β線エネルギー範囲 : 0.5-3.0MeV
  • 誤差 : ±15%
  • メーカー : ECOTEST社 (ウクライナ)
  • 日本語マニュアルはコチラ

測定方法

  • 通常ガンマ線のみ測定。単位はμSv/h
  • 各地点で約40-60秒静止した後データを取得
  • まず地表約1m、その後地表約5cmを測定。再び地表約1mを測定して値に変動が無いか確認
  • 地面の状態や天気も記録

ガンマ線バックグラウンドデータ(単位:μSv/h)

  • 自宅屋内(木造1階・南窓近く) : 0.08-0.11
  • 自宅周辺(雨上がり直後) : 地表1m 0.12-0.13、地表5cm 0.11-0.12
  • 車内 : 0.07-0.12
  • 職場の屋根の下(地表1m・地表0cm) : 0.10(5/30測定)
  • 職場の排水溝(地表0cm) : 0.11(5/30測定)
  • 職場の雑草(地表1m・地表0cm) : 0.10-0.11、雑草除去後の土(地表1m・地表0cm) : 0.10-0.11(5/30測定)
  • 十勝石表面 : 0.11
  • 現在までの最大値は0.14、最小値は0.06(最大値・最小値以外は誤差の範囲と思われます)

ベータ粒子束密度バックグラウンドデータ(単位:β/cm2・min)

  • 現在までの最大値は0.005、最小値は0.000
  • 単位は、1平方センチメートルの中を通過するβ線粒子が1分間でいくつあるかを表しています。
  • TERRAのベータ線測定は、その場のガンマ線との差分です。そのため、強風などでガンマ線の値が安定しなかったり、検出されるベータ線が少ない場合は、結果がばらつきます。ベータ線の結果は、参考の参考としてくださいね♪

参考動画

私と同じ測定器を用いた測定動画をご紹介いたします。

動作確認


他のガイガーとの比較

千葉での測定


地表の値は場所により大きく変わっています。

β粒子束密度の測定


東京の排水溝での値は約0.020cm2/min。ガンマ線の数値は風向きによって変わるようです。

ガンマ線バックグラウンドデータ(単位:μSv/h)

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