こんにちわ~!
今回は、Kazuさんの寄稿記事です♪ タマミツネの形質(容姿)について書いてくれました^^
それでは以下、Kazuさんの文章です! 文章を見やすくするために、一部の改行をカットしています。
タマミツネの形質(容姿)について
※これはあくまで、個人の考えです。公式の設定などと違う場合があります。
タマミツネ。海竜種に属するモンハンクロス(MHX)からの新モンスター。発表当初、その容姿から、全国のハンターさんからは「かわいい」とか「美しい」などの声が多かったですよね。それに対して、公式は「イケメン枠」と言っていましたが…。
そしてMHX発売後、事態は変わりました…。ゲーム中に登場するタマミツネは全て雄個体ということが判明しましたね。これに一部のハンターさんは「これはこれでいい」とか、「男の狐」などと言う始末(^^;
ですが、私はある言葉が頭に浮かびました…。
「性選択による進化」という言葉です。
タマミツネのあの形質は、現実世界のある生物達とほぼ同じ役割を果たしていると言えます。その生物の代表例は「クジャク」です。
クジャクの雄は綺麗な羽を持っていて、それを広げて異性(つまり雌)を惹き付けます。タマミツネの雄も同様に、あの形質は雌へのアピールとなっていると考えられるんです。
つまり、あの形質は、タマミツネの雌から見れば「かっこいい」、「イケメン」といえます。また、タマミツネの雄のヒレは、興奮すると(怒り状態になると)、赤く染まりますよね? あれも異性を惹き付けるのに役立つと考えられます!
では何故派手になったのか?
ここで「性選択の進化」という言葉が出てきます。
「性選択の進化」について、ざっくりいうと「子孫を残しやすい(モテる)形質が適応し、進化する」ということです。
以下例え話…
昔のタマミツネ(または先祖)には、立派で綺麗なヒレを持つ形質Aと、地味で目立たないヒレを持つ形質Bがあった(形質の違いは雄にしかない)。ある時、雌は形質Aの個体を好む傾向が出てきた。その結果、形質Aの方がカップルを作りやすい→子孫を残すのに有利な形質になった。そして、形質Aを持つ個体が増え、形質Bを持つ個体が減り、そして、今のタマミツネの様に形質Aが強くなった。
このように、子孫を残しやすい方が有利なので、子孫を残しやすい形質が残っていくんです。
子孫が残しやすくても、派手な容姿が原因で敵に襲われたりして、生き残れないんじゃダメじゃね? と、なりやすいですが、クジャクなどの鳥は飛んで逃げることができます(生息地によっては天敵がいない)。タマミツネは天敵が少ないし(天敵=イビルジョー、古龍など)、同格のモンスターなどとの競争にはあの変色するヒレが威嚇や警告色として役立ちます。
だからこそ、このような形質が残せるんです!
と、私は考えています(^_^;)
…こんなかんじに、現実の生物学からモンスターについて考えてみるのもいいですね(^^)