建設的なコミュニケーションは「他人も自分も完璧じゃない」という前提があってこそ

こんにちわ~!
日本のWebには「炎上」という言葉があるように、色々なところで誹謗中傷が繰り広げられています。最近では、某芸能人の浮気・不倫が燃料になっていますが、片方を一方的に”加害者”に仕立てあげ、さらに当事者達とは全く関係無い(と思われる)第三者までバッシングする様子に少々驚いています。ちょっと極端すぎやしませんか、と。

そこで、今回は、ゲームやWeb上での誹謗中傷について、私の雑感を書いてみます。(某芸能人の話題とは一切関係ありませんw)

モンハンやIngressに限らず、ゲームやWeb上では、当事者間でのやり取りで収束する程度のトラブルであるにもかかわらず、第三者を巻き込んだ大問題に発展することがしばしばあります。

その多くは、当事者間のコミュニケーションが無いまま、まずは”被害者”がその出来事を広く公開。”被害者”に同調した第三者が、一方の主張のみで判断し、”加害者”を誹謗中傷。それにより、”加害者”も引っ込みがつかなくなってしまい、事態は泥沼の展開に…。という流れです。最悪、晒し合い、罵り合いになって絶縁という最悪の幕引きになることも。

・・・ └|^o^|┐ ・・・

ブログやTwitterなどで日頃からWebに触れている方は、このような光景を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。その多くは、当事者や第三者の「他人に完璧さを求めているために起こるコミュニケーション不全」が原因です。

「言わなくてもこれくらい分かるでしょ」と(無意識に)相手に求めているからこそ、それに反する相手の態度に怒りや失望が湧くのです。

「私は被害者で、相手は加害者」と思っているからこそ、相手と直接やり取りして妥協点を探すのではなく、まるで悲劇の主人公になったかのような視点で主張できるのです。

「被害者の主張は100%正しく落ち度も無い」と思い込んでいるからこそ、第三者は加害者の主張を聞く前に、一方的に加害者を非難して”謝罪”を要求したり、被害者に賛同できるのです。

一方、「他人も自分も完璧じゃない」という前提に立っていると、

「あの態度は人を不快にさせるだろうけれど、本人はその事に気づいていないのかもしれない」や、「私は不快な思いをしたけれど、気にしすぎかもしれない」という可能性に気付き、怒りや失望を一方的に表す前に、相手の態度の動機を確かめようとします。

仮に当事者が怒りや失望を表してしまっても、第三者が「この人の主張はこうだけど、本当にそうかな?」と思えたら、相手の主張も聞いてから判断しようとします。

このように、他人も自分も完璧じゃないという前提は、誤解の可能性を確かめる、さらなるコミュニケーションの機会になるのです。

この時、大切なのは、相手に求めるのは、”謝罪”ではなく”理由”でなければなりません。理由が明らかになり、それが非難に値する内容であることが分かってはじめて、謝罪を要求できます。

初めから”謝罪”を要求するのは、他人に完璧さを求めているがゆえ、自分が”被害者”になっていると思い込んでいることから起こります。これでは、健全なコミュニケーションはとれません。

例えば、「ルールを守らなかった奴が悪い! だから謝れ!」という主張でも、「ルールの告知が分かりにくかったのではないか? 遊ぶ前にルールを確認したか?」などという疑問がうかびます。この疑問に対する答えが「No」ならば、一方的な”加害者”、”被害者”は存在しません。

このように、他人は完璧ではないという前提に立つと、より広い視野で物事を考え、建設的な改善につなげることができます。トラブルに遭ってしまったときは、この事を忘れずにいたいですね! もちろん私も気を付けてまいります。

今日のヒトコト

自分も相手も完璧じゃないという前提に立っていると、多くの問題は「今のは、ちょっとハメ外し過ぎだよ~ 次は気を付けてね」、「ごめん、つい浮かれちゃった」とのようなやり取りで収束できます。
伝える方も、伝えられる方も、対話を放棄することだけは止めたいですね♪
スポンサーリンク

コメント

  1. haniwa より:

    フレさんから心配されてしまったので、一応注釈♪
    この記事を書くにあたり、特別何かがあったわけではありません。
    真面目記事をあまりアップしていないなか、急にアップすると、心配されてしまうのですね;;
    他にもご心配かけた方がいらしたら、済みませぬ~><
    今後は、真面目記事も、時々アップしてみますw